Honda勢、ムジェロで激戦に加わる
ムジェロで繰り広げられた激しくスピーディーな戦いの中、古里太陽が勇敢な走りで見事6位フィニッシュを果たしました。

本日のロードレース世界選手権(MotoGP)イタリアGP、Moto3クラスの決勝レースは、ムジェロ・サーキットで全17周にわたる激しくスピード感あふれる展開となりました。Hondaライダーたちはレースを通じてトップ争いに加わり、スリルと転倒劇を体験し、最終的に古里太陽がHonda勢最上位でレースを終えました。
現地時間11時にレースがスタートすると、序盤から先頭集団が激しいバトルを繰り広げ、周回ごとに順位が入れ替わる波乱のレースになることは明らかでした。Leopard Racingのダビド・アルマンサは好スタートを決め、オープニングラップで8番手から3番手までポジションを上げました。先頭グループで走行していたアルマンサは2周目にはトップに躍り出たものの、3周目の3番手走行中に転倒を喫し、リタイアとなってしまいました。
一方、SIC58 Squadra Corseのルカ・ルネッタも先頭集団に加わり、3番手に浮上しました。続く数周は先頭グループが激しく順位を入れ替え、ルネッタは3番手、5番手、そして一時はトップに立つなど目まぐるしい展開となりました。8周目に突入する際には先頭集団が横一線となる接戦の中、アルマンサのチームメイトであるLeopard Racingのエイドリアン・フェルナンデスもこの激戦に加わり、ルネッタが2番手、フェルナンデスが3番手につけました。しかし、9周目の第1コーナーで2位と3位を走行していたこの2人が転倒し、不運にも両者揃ってリタイアとなってしまいました。
そのすぐ後方では、Rivacold Snipers Teamのニコラ・カッラーロが5位、Honda Team Asiaの古里太陽が6位につけており、その後数周にわたって古里は積極的にポジションを上げ、表彰台を狙って先頭3台のグループに加わりました。終盤にかけて順位が目まぐるしく変動し、古里は3位、4位、再び3位と順位を変えながら走行しましたが、17周にわたる健闘の末、最終的には6位でフィニッシュしました。カッラーロは11位でゴールしました。
さらに後方では、GRYD-MLav Racingのエディ・オシェイが序盤から全力でプッシュし、レース序盤でのファステストラップを記録しながら順位を上げていきました。しかし、転倒したライダーを避けるため回避行動を取らざるを得なくなり、その結果グラベルに飛び出したオシェイは、懸命な努力も実らず、最終的に18位でフィニッシュしました。
SIC58 Squadra Corseのステファノ・ネパは20番手スタートから追い上げ、ポイント圏内ギリギリの14位でフィニッシュしました。Honda Team Asiaのタットチャコーン・ブーシュリはレースの大半を15位で走行していましたが、最終的には順位を落として17位となりました。Rivacold Snipers Teamのリカルド・ロッシと、GRYD-MLav Racingのビセンテ・ペレスはともに16周目でリタイアとなりました。
ロードレース世界選手権Moto3クラスの次戦は、6月27〜29日にオランダのTTサーキット・アッセンで開催されます。
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