Race
Moto3 2025
Round 22

バレンシアで完璧な走りを見せたフェルナンデス、Moto3クラス初優勝を達成

es Circuit Ricardo Tormo

Honda勢がサーキット・リカルド・トルモでダブル表彰台を達成し、2025年シーズンを好成績で締めくくりました。

バレンシアで完璧な走りを見せたフェルナンデス、Moto3クラス初優勝を達成

激しい戦いとなった今季最終戦では、HondaのNSF250RW勢が見応えのある走りを披露。エイドリアン・フェルナンデスがMoto3クラスでの初勝利を挙げ、古里太陽が3位で表彰台を獲得しました。Honda勢5名がトップ10に入る好成績となりました。

サーキット・リカルド・トルモでの20周にわたるレースは序盤から激しいバトルが展開されましたが、Leopard Racingのエイドリアン・フェルナンデスは序盤でトップに立つと、そのままチェッカーまで首位を守り抜いてフィニッシュ。この完璧な走りでスペイン人の彼はMoto3クラス初勝利を手にしました。一方その後方では、Honda Team Asiaの古里太陽が2位争いで激しい接戦を繰り広げました。2位でチェッカーを受けたものの、最終ラップ中にトラックリミットを超えたことで3位へ降格という結果に。それでも3戦連続となる表彰台を獲得し、2026年からMoto2クラスへステップアップする前に、確かな存在感を示しました。

SIC58 Squadra Corseのルカ・ルネッタとLeopard Racingのダビド・アルマンサも序盤は表彰台争いに加わっていましたが、レース中盤以降はトップ集団のペースについていけず後退。2人はわずか0.001秒という僅差でフィニッシュラインを切り、ビデオ検証の結果、ルネッタが7位、アルマンサが8位となりました。Rivacold Snipers Teamのヘスス・リオスも主集団の中で健闘し、トップ10入りを果たしました。

さらに、SIC58 Squadra Corseのステファノ・ネパが11位でフィニッシュし、ポイントを獲得しました。同様にポイントを獲得したGRYD – MLav Racingのマルコ・モレッリは9位でチェッカーを受けたものの、最終ラップの1周前に科せられたロングラップペナルティを消化しなかったとして3秒加算のペナルティを受け、順位を落としました。

もう1人のRivacold Snipers Teamライダー、ニコラ・カッラーロは18位でフィニッシュし、GRYD – MLav Racingのエディ・オシェイは20位となりました。一方、Honda Team Asiaの三谷然は15周目に転倒し、惜しくもリタイアとなりました。


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Adrian Fernandez
Adrian Fernandez 31
Leopard Racing
ついに勝つことができて、本当に言葉が出ません。兄がここで勝ったことを覚えていますが、自分も同じ場所で勝つことができて感慨深いです。自分にとっても、家族にとっても、そしてチームにとっても、この勝利は非常に意味のあるものです。本当に言葉にできないくらい最高の気分です。皆さんに心から感謝したいです。

Taiyo Furusato
Taiyo Furusato 72
Honda Team Asia
残り5周で仕掛けようと思っていましたが、(マキシモ)キレスのブレーキングが非常に強力で、エイドリアン(フェルナンデス)の後ろでバトルしているうちに少しタイムをロスしてしまいました。彼のペースは本当に素晴らしかったです。Moto3クラス最後のレースで表彰台に立ててとても嬉しいです。優勝を狙っていましたが、エイドリアンは本当に強かったです。ここ数戦の自分のパフォーマンスには満足していますし、チームのみんなには本当に感謝しています。4年間ずっと同じメンバーで戦ってきたので、少し感傷的な気持ちになりますが、心からありがとうと言いたいです。


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