IDEMITSU Honda Team Asiaの二人は厳しい戦いながらポイントを獲得
IDEMITSU Honda Team Asiaから出場のソムキアット・チャントラは、15番グリッドから11位でフィニッシュ。ケガから復帰2戦目となる小椋藍は、17番グリッドから15位でチェッカーを受けました。今大会は両選手ともに厳しい戦いとなりましたが、ともにポイントを獲得しました。
今大会は、金曜日、土曜日と不安定な天候となり、その中でもMoto2クラスは、最もコンディションの悪いセッションが続きました。そのため、初日8番手とまずまず好調なスタートを切ったチャントラは2日目に行われた3回目のプラクティスで転倒し15番グリッドまでポジションを落とします。小椋は、金曜日のFP1、土曜日のQ1で燃料系のトラブルがあり、多くの周回を刻めず17番グリッドからのレースとなりました。
決勝日は、青空が広がりました。しかし、風の強い難しいコンディションとなり選手たちを苦しめました。チャントラは風の影響で本来のフィーリングで走ることができませんでしたが、オープニングラップ14番手から、混戦の中で着実にポジションを上げることに成功。小椋も好スタートを切ってチャントラの背後に迫りましたが、それからは思うようにペースが上がらず15位でした。
レースを終えたチャントラは、強風の中で、多くのことを学びました。また、左手首の骨折から一カ月半。やっとレースに出場することができた小椋も、不安定な天候とトラブルの中で、しっかりとポイントを獲得しました。
次戦スペインGPは、小椋にとって初優勝を達成したサーキット。チャントラはウインターテストで好走を見せています。今大会、苦しい走りの中でポイントを獲得した両選手は、ヨーロッパラウンドのスタートに向けて気持ちを切り替えていました。
優勝したのは、ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)で今季2勝目。アコスタと最終ラップまで競り合ったトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)が2位。3位のボ・ベンシュナイダー(Pertamina Mandalika SAG Team)は初表彰台獲得となりました。
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