Qualifying
Moto2 2025
Round 22

アジと國井、今季最終戦に全力で臨む

es Circuit Ricardo Tormo

ロードレース世界選手権(MotoGP)Moto2クラスの今シーズン最終戦となる第22戦がスペインのサーキット・リカルド・トルモ(以下、バレンシア・サーキット)にて開催を迎え、土曜日は予選が行われた。IDEMITSU Honda Team Asiaのマリオ・スリョ・アジと國井勇輝は今シーズン最後の予選の結果、アジは23番グリッド、國井は26番グリッドから決勝をスタートすることとなった。

アジと國井、今季最終戦に全力で臨む

予選前最後のセッションとなったフリー走行2回目で手堅いペースを見せると、アジは17番手、國井は25番手となり、予選前に明確な改善が見られた。

しかし午後はアジと國井にとって厳しい展開を迎えることとなる。接戦が繰り広げられる中、予選で同様のパフォーマンスが発揮できず、苦戦を強いられる展開となった。結果こそ目標には届かなかったものの、ペース自体は依然として悪くなかった。

日曜日の決勝は集中力と安定性、そしてレースマネージメントが重要になる今シーズンの最終決戦の場となる。意気込みを見せるアジと國井は、2025年シーズン最後のレースに全力で臨む。


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Hiroshi Aoyama
Hiroshi Aoyama ⠀ ⠀ ⠀
IDEMITSU Honda Team Asia
今日はアジ選手、國井選手ともに前進が見られました。タイム差はさらに縮まり、昨日に比べて改善ができています。決勝はアジ選手が23番、國井選手は26番グリッドからと後方からのスタートになりますが、トップ集団との差は変わらず僅差です。今週末の全体の差はとても小さく、結果には表れていませんが、パフォーマンス自体は確実によい方向に向かっていると感じています。
明日はさらに一歩前に進み、できるかぎりの結果でシーズンを締めくくることを目標としています。レースは長丁場になりますし、集団内でも接戦が予想されるので、落ち着いて安定した走りができればチャンスは十分にあると思います。アジ選手と國井選手が全てをうまくまとめ、今季一番のレースで最終戦を締めくくってくれることを願っています。

Mario Aji
Mario Aji 64
IDEMITSU Honda Team Asia
今日も接戦となりました。ライディングのアプローチを少し変えてみたところ、うまくいった部分もありました。今必要なのは、アタックラップ中になにがうまくいって、なにができなかったのかを明確にすることです。そうすれば、バイクについてさらに理解を深めて学ぶことができるはずです。Q2には届きませんでしたが、セッションごとに前進できていますし、改善できていることは確かなので自信を持ちたいと思います。
自分たちのペースを考えると、明日はポイント争いに追いつくことが現実的な目標になります。特にコーナーの進入時など、まだ足りていない部分を改善できるよう、集中力を切らさず自信を持って明日は決勝に挑みます。Q2に進めなかったことは残念でしたが、今日のポジティブだったことを明日に活かしたいと思います。チーム全員の尽力に感謝しています。今シーズンをよりよいかたちで終えるために、全力を尽くします。

Yuki Kunii
Yuki Kunii 92
IDEMITSU Honda Team Asia
フリー走行2回目ではよい感触があり、ペースを上げることができたので、今日はポジティブなスタートを切ることができました。しかしQ1で全セクターをうまくまとめきれず、改善できたことを結果に表すことができませんでした。Moto2は接戦になっているので、わずかなミスでもグリッド位置に大きく影響してしまいます。それでも全体的なバイクのフィーリングはよくなってきていますし、チームも自信をつけるためのサポートをしてくれています。
明日は落ち着いて良いスタートを決め、できる限り追い上げることが目標です。今シーズン最後のレースなので、全てを出し切ってよいかたちで締めくくりたいです。序盤から集団についていくことができれば、よりよい結果を目指せると思います。今晩はチームとともに、あと数コンマ削れる箇所を見つけ出して、明日の決勝に臨みます。


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