Race
Moto2 2025
Round 17

IDEMITSU Honda Team Asia、日本GPで着実な進歩を見せる

jp Mobility Resort Motegi

ロードレース世界選手権(MotoGP)Moto2クラス第17戦決勝が栃木県にあるモビリティリゾートもてぎにて行われた。IDEMITSU Honda Team Asiaのマリオ・アジと國井勇輝は明らかな前進を示し、日本の観衆の前で果敢な走りを見せた。

IDEMITSU Honda Team Asia、日本GPで着実な進歩を見せる

アジは予選でペナルティを受け最後尾の28番手からのスタートとなり、厳しいレースを強いられたが、前半で好調を見せて20番手まで追い上げた。しかしその後は序盤の追い上げが終盤で身体的に影響し、最終的には21位でチェッカーを受けた。ポイント獲得にはわずかに届かなかったが、アジの諦めない姿勢と逆境に立ち向かう姿が見られた。

一方、國井勇輝は今シーズンベストといえるような走りを見せた。25番グリッドからスタートし、レースを通して落ち着いてタイヤマネジメントをしながらトップ20辺りを走行した。終盤にはチームメイトのアジをオーバーテイクし追い上げ続けると、18位でチェッカーフラッグを受けた。初のポイント獲得までわずか3ポジション届かなかったが、ホームグランプリで声援を受け着実な進歩と強い気持ちを示す走りを見せた。

両ライダーともに成長を見せる中、チームは次週のインドネシアGPでさらなる飛躍を目指す。


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Hiroshi Aoyama
Hiroshi Aoyama ⠀ ⠀ ⠀
IDEMITSU Honda Team Asia
もてぎでの週末は厳しいレースウィークになりました。アジ選手はペナルティによって最後尾からのスタートになりましたが、諦めることはありませんでした。序盤からプッシュして追い上げると、トップ20辺りの集団で戦いました。あれだけ緊迫した序盤だった終盤はペースが落ちてしまいましたが、全体的に前進が見られたレースでした。
國井選手にとっては今シーズン最高のレースだったと思います。落ち着いてタイヤマネジメントし、着実に順位を上げました。終盤でアジ選手をオーバーテイクし18位で終え、ファンの皆さんの声援が後押しになり、彼の成長が大いに見られました。両ライダーともに正しい方向に進めているので、インドネシアGPでも引き続きこの流れを続けていきたいです。

Yuki Kunii
Yuki Kunii 92
IDEMITSU Honda Team Asia
ホームグランプリという特別なレースで、週末を通して日本のファンの皆さんの声援を受けて走ることができました。25番グリッドからのスタートでしたが、焦らずにタイヤマネジメントをしながら、ペースを維持して走行しました。レース中ほとんどをトップ20内で走り、終盤でも調子は変わらずチームメイトのアジ選手を含む何人かをオーバーテイクすることができました。18位という今シーズン最高位を獲得することができて、今日のレース運びには満足しています。
ポイント獲得までもあと一歩だったことも、モチベーションに繋がりました。前方との差は縮まってきているので、着実に成長できている証拠だと思います。この週末力を尽くしてくれたチームと、声援を届けてくれたファンの皆さんに感謝を伝えたいです。この流れをインドネシアGPに繋げて、自信を持ってさらに前進を続けていきたいと思います。

Mario Aji
Mario Aji 64
IDEMITSU Honda Team Asia
タフなレースでした。バイクの感触はよかったのですが、10周あたりから安定して走行することが難しくなり、残念な結果になりました。チームは力を尽くしてよいマシンも用意してくれたのに、ポテンシャルを十分に引き出すことができませんでした。
今シーズンでも特に厳しいレースウィークになりましたが、ポジティブなことを活かして学び、今後のレースに向けての改善方法を見つけていきたいと思います。週末を通して全力で取り組んでくれたチームに感謝しています。次戦は母国で開催されるインドネシアGPです。簡単にはいかないと思いますが、母国のファンの皆さんの前でレースができることを楽しみにしています。


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