Race
Moto2 2025
Round 16

IDEMITSU Honda Team Asia、厳しいサンマリノGPを終え次戦日本GPに挑む

sm Misano World Circuit Marco Simoncelli

ロードレース世界選手権(MotoGP)Moto2クラス第16戦決勝がイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリにて行われた。22周にわたり行われたサンマリノGP決勝は、晴天の下厳しい展開を迎えた。

IDEMITSU Honda Team Asia、厳しいサンマリノGPを終え次戦日本GPに挑む

IDEMITSU Honda Team Asiaのマリオ・アジは順調に回復しながら、前大会よりも前進を見せた。ペースをうまくコントロールしながら安定した走りを披露したが、トップとの差を縮めるためにはさらに取り組みを続ける必要がある。

國井勇輝は好スタートを切ると、序盤で手堅い速さを見せた。しかし9周を過ぎたところ、不運にも転倒によりレースを終えることとなった。幸い怪我はなかったものの、悔しい結果となった。それでも國井は屈することなく、巻き返しを果たすため強い意志を示している。

チームはアジアで迎える日本GPとインドネシアGPに向けて気持ちを切り替えていく。ライダーたちとチームにとって続くホームレースでは、母国のファンたちからの声援を受け、さらなる成長を目指して全力で挑む。


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Hiroshi Aoyama
Hiroshi Aoyama ⠀ ⠀ ⠀
IDEMITSU Honda Team Asia
サンマリノGPの22周の決勝は、体力的にも厳しいレースとなりました。アジ選手は前大会よりも前進し、24位となりました。まだ回復中でありながら、うまくペースをコントロールできたと思います。それでも総合的なリズムは期待値には届いておらず、トップとの差は未だ大きく開いています。完走できたことはポジティブな結果でしたし、自信を築く上でも重要だったと思います。完全に以前のような感覚を取り戻すためには、もう少し時間が必要です。
國井選手はスタートがうまく決まり、十分なポテンシャルを見せていましたが、9周を終えたところ転倒してしまいました。幸い怪我はありませんでしたが、転倒でレースを終えたことは受け入れ難い結果となり、國井選手にとって厳しい週末になりました。
それでもチームとしてライダーたちをサポートして、共に取り組みを続けていきます。今は気持ちを切り替えて、次戦からのアジア大会に向けて準備を進めます。

Mario Aji
Mario Aji 64
IDEMITSU Honda Team Asia
ミサノのサーキットは正直あまり得意ではありませんでした。昨年は2大会連続開催され、その時はだいぶ苦戦しました。しかしこの週末は少し違って、まだライディングとタイムの改善は続けているものの、どのセッションでも明らかに成長が見られました。これは大きな前進だと思います。
結果はまだ目標値からだいぶ離れていますが、トップとの差は少しずつ縮まってきていますし、カタルニアGPに比べてより強いペースと自信を感じています。ここまでの成果に満足していると同時に、本来の目標であるトップ10に向けて意欲が高まっています。
日本GPまでの1週間は特に肩の回復に努めて、できる限りの準備をして挑みます。辛抱強く取り組み続けていけば、結果はついてくるはずです。いつも支えてくれるチームの皆に感謝しています。

Yuki Kunii
Yuki Kunii 92
IDEMITSU Honda Team Asia
スタートはうまく決まり、序盤は順調に進んでいたのですが、9周を終えたところで転倒してしまいました。もちろん望んでいた結果ではなく、このような形で週末を終えることになりとても残念です。幸いなことに怪我はないので、今後に向けてすぐに準備に取り掛かることができそうです。
総じてタフな週末でしたが、同時に貴重な学びもありました。安定感やレースマネージメントの面での改善点が明らかになりました。気持ちを切り替えて、新たなモチベーションでアジア大会に挑みたいと思います。日本GPとインドネシアGPはとても特別なので、十分なポテンシャルを発揮して目標を達成できるように、さらに強さをつけて戻ってきます。


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