Qualifying
Moto2 2023
Round 4

小椋藍が5番グリッドを獲得

es Circuito de Jerez-Ángel Nieto

シーズン開幕前の3月、トレーニング中に左手首を骨折し、開幕戦ポルトガルGPを欠場した小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、復帰3戦目となるスペインGPで予選5番手と好グリッドを獲得しました。

小椋藍が5番グリッドを獲得

復帰した第2戦アルゼンチンGPは、手首の回復が十分ではなかったために、ウエットコンディションとなった決勝レースをキャンセル。第3戦アメリカズGPは、燃料系のトラブルもあって思うように走行できず、決勝は15位。フラストレーションのたまるレースとなりましたが、今大会は左手首の状態も完ぺきになり、プラクティス、予選と順調にセットアップを進めました。

「最低でも3列目に並びたい」と目標を語っていた小椋は、その目標を達成する2列目を獲得。決勝では、昨年の優勝に続き、2年連続優勝と表彰台獲得に挑みます。

チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、初日のプラクティスで2番手と好調なスタートを切りましたが、3回目のプラクティスでタイムを更新できず9番手へとポジションを落としました。ダイレクトに進出したQ2では、大接戦の中で11番手。初日のP2、そして予選Q2では高い気温と路面温度にセットアップを合わせ切れず、苦戦しました。明日の決勝では、4列目から好スタートを切って、今季初の表彰台と優勝を目指します。

PPを獲得したのは、サム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)で今季初。2番手には、ホームGPに闘志を燃やすペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)、3番手にジェイク・ディクソン(Autosolar GASGAS Aspar M2)と続きました。

日曜日の決勝レースも、高い気温と路面温度が想定されるだけに、セットアップが重要になります。タイヤにもライダーにも厳しい戦いとなりますが、IDEMITSU Honda Team Asiaは両選手ともに今季初表彰台、初優勝の期待がかかります。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
今朝のP3は、ラップタイムやフィーリングをよくするために試行錯誤しましたが、思うように行きませんでした。しかし、予選に向けてチームが準備したマシンの状態はよく、ライディングスタイルも変えることで、Q1とQ2でスピードを上げることができました。いいラップタイムも連続でマークすることができました。フィーリングも本来の状態に近づいています。明日の決勝が楽しみです

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
今朝のプラクティスでマシンにいくつかの変更を加えました。そして、セットアップのファインチューンを試みたのですが、思うような状態にはなりませんでした。そして、午後のQ2は気温も路面温度も高く、ラップタイムを更新することができませんでした。僕は、コンマ5秒の中に10人ものライダーがひしめく中団のグループにいます。明日のレースは、スタートがとても重要になります



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