Qualifying
Moto2 2022
Round 20

小椋藍が5番手から逆転チャンピオンを狙う

es Circuit Ricardo Tormo

総合首位のアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)と小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)のタイトル争いが注目を集めるMoto2クラスは、予選Q2に進出した18台のタイム差が、0.944秒と厳しい戦いとなりました。

小椋藍が5番手から逆転チャンピオンを狙う

その中で、総合首位のフェルナンデスは、1分34秒481で3番手、フェルナンデスを9.5ポイント差で追う小椋は、1分34秒665で5番手でした。タイトルを争う2人のタイム差は、わずか、0.184秒。初日11番手から5番手へとポジションを上げた小椋は、「やっと戦える状態になった」と手応えをアピールしました。 

開幕前から「自分は追う側。プレッシャーはない」とコメントしていた小椋ですが、初日の問題を解決するために、セットアップでも積極的に取り組み、それが功を奏しました。逆転チャンピオンになるためには、フェルナンデスに先着して、さらに9.5点差を逆転しなければなりません。数字上では厳しい戦いですが、スタートを決めて優勝を目指す意気込みです。 

初日5番手と好調なスタートを切ったチームメートのソムキアット・チャントラは、FP3でタイムを更新しましたが、厳しい接戦の中で14番手へと後退しました。しかし、Q2ではトップから0.593秒差までタイムを短縮して12番手へとポジションを上げました。決勝では、チャンピオン争いをする小椋とともに優勝、そして表彰台を目指します。 

PPを獲得したのはアロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)で初ポールポジションを獲得。第7戦フランスGPから出場したロペスは、今季13戦して2勝を含む5回の表彰台に立つ活躍で最終戦の走りに注目されます。2番手にはペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)、3番手にフェルナンデス、4番手には、前戦マレーシアGPで小椋とし烈な戦いを繰り広げ、優勝したトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)、5番手に小椋、そして6番手にジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)と続きました。 

決勝は25ラップ。アウグスト・フェルナンデスと小椋藍のタイトル争いに注目が集まります。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
このサーキットで2列目のグリッドを獲得できると思っていなかったのでうれしいです。昨日より一歩前進しました。ラップタイムとグリッドに関しては、すばらしい仕事ができたと思います。2列目というのは、ここバレンシアでは悪くありません。前列のライダーたちは速いので、彼らについて行くのは簡単ではありません。明日のウォームアップで最後の調整を行い決勝に挑みます。明日はベストを尽くします 

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
12番手というのは、ここバレンシアでは過去最高のグリッドです。また、34秒台で走ったのも初めてのことです。以前より1秒半以上速く走ることができました。トップグループとの差はわずかなので、明日のレースでは追い上げのレースに挑みます 



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