Race
Moto2 2022
Round 18

小椋藍、ポイントランキング首位に

au Phillip Island

Moto2クラスは、29台が出場し、完走18台、リタイア11台という厳しい戦いとなりました。朝のウォームアップがウエットとなり、路面のコンディションが変わったことも影響しました。今大会は転倒者が多く、難しいレースでした。

小椋藍、ポイントランキング首位に

総合2位で今大会を迎えた小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、不安定なコンディションの中で、フリー走行、予選、決勝と3日間ともに厳しい走りを強いられ11位でした。今季ワーストリザルトとなった小椋ですが、総合首位にいたアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が16周目に転倒、リタイアしたことで、1.5点差の2位だった小椋は、3.5ポイントのリードで総合首位に浮上しました。 

チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、フリー走行で2度の転倒を経験し、予選16番手と厳しいグリッドからの決勝になりましたが、好スタートを切ってセカンドグループに加わり8位でフィニッシュしました。 

優勝したのはアロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)で今季2勝目。2位にペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)、3位にジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)でした。 

総合3位につけていたアーロン・カネット(FLEXBOX HP 40)は、予選5番手から9位でフィニッシュ。この結果、総合首位の小椋と50点差となり、タイトル争いから脱落しました。シーズンは残り2戦。タイトル争いは、小椋とフェルナンデスの2人にしぼられました。


Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
今大会は2度の激しい転倒で背中に痛みがあったので、今日のレースはとても苦労しました。レース中盤までは、集団の中で戦い、多くのライダーをパスすることもできたのですが、終盤はプッシュすることができませんでした。右腕だけで走っていたので、マシンをコントロールするのは簡単ではありませんでしたが、最終的に8位でゴールすることができました。今大会は本当に厳しい3日間でしたが8位はよい結果でした 

Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
25周の間、ただひたすらバイクに乗り続けることだけに集中していたので、特にコメントすることはありません。レースが始まり、数周した時点で今日はトップ争いができないと感じました。そこで頭を切り替え、ベストを尽くし、レースを完走しようと自分に言い聞かせました。11位でゴールできましたが、それは僕の前を走る多くのライダーが転倒したからです。今回はラッキーな結果でした。しかしチャンピオンシップを戦っているときは、時には運を味方に付けることも必要です。次戦のセパンはフィリップアイランドよりも僕のライディングスタイルに合っているサーキットです。次も全力で戦います 



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