総合2位で今大会を迎えた小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、不安定なコンディションの中で、フリー走行、予選、決勝と3日間ともに厳しい走りを強いられ11位でした。今季ワーストリザルトとなった小椋ですが、総合首位にいたアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が16周目に転倒、リタイアしたことで、1.5点差の2位だった小椋は、3.5ポイントのリードで総合首位に浮上しました。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、フリー走行で2度の転倒を経験し、予選16番手と厳しいグリッドからの決勝になりましたが、好スタートを切ってセカンドグループに加わり8位でフィニッシュしました。
優勝したのはアロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)で今季2勝目。2位にペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)、3位にジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)でした。
総合3位につけていたアーロン・カネット(FLEXBOX HP 40)は、予選5番手から9位でフィニッシュ。この結果、総合首位の小椋と50点差となり、タイトル争いから脱落しました。シーズンは残り2戦。タイトル争いは、小椋とフェルナンデスの2人にしぼられました。