Race
Moto2 2022
Round 17

雨による中断でハーフポイントレースに。小椋藍が6位でフィニッシュ。

th Chang International Circuit

ソムキアット・チャントラがPP獲得、小椋藍が3番手とIDEMITSU Honda Team Asiaの2人が揃ってフロントローを獲得したタイGPは、今季2回目の1-2フィニッシュ、そして今季3回目のW表彰台が期待されました。得意のウエットでトップに立ったチャントラでしたが、2周目に転倒リタイア、予選3番手から決勝に挑んだ小椋は6位という結果でした。

雨による中断でハーフポイントレースに。小椋藍が6位でフィニッシュ。

先に行われたMoto3クラスのレースが終わった頃から厚い雲が空を覆い、グリッドについた頃から雨が降り始めました。そのためスタート時間を10分遅らせ、ウエットレースとしてスタート進行をやり直しましたが、スタート直後から激しい雨になり、8周を終えた時点で赤旗中断となりました。その後、残り5周のレースで進行しましたが、再び激しい雨になり2度目の赤旗中断となり、そのままレースは成立しました。規定周回数を消化していないため、ハーフポイントとなりました。

優勝したのはトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)、2位にフィリップ・サラク(Gresini Racing Moto2)で初表彰台獲得。3位にアーロン・カネット(FLEXBOX HP 40)。4位にジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)。5位にアロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)。そして小椋が6位でした。

この結果、6位の小椋藍は5ポイントを獲得。ランキング首位のアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)は7位でフィニッシュし4.5ポイントを獲得。2点差が1.5点差へと縮まりました。

計算上では、総合3位のカネット、総合4位のチェレスティーノ・ビエッティ(Mooney VR46 Racing Team)もタイトルの可能性を残していますが、事実上、アウグスト・フェルナンデスと小椋の一騎打ちとなっています。シーズンは残り3戦。注目を集める戦いになっています。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
ドライコンディションでのレースを期待していましたが、残念ながらスタート直前になって雨が降り始めました。そして雨はあっという間に激しくなり、1度目の赤旗はバイクに乗るだけで精一杯という状況でした。再開したレースも、スタート進行中に2度目の赤旗が出てレースは終了となりました。残念ですが、今日のような状況で完走してポイントを獲得できたのはよかったと思います。今は次戦のフィリップアイランドについて考えるだけです

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
この週末、毎日ハードワークをこなしてきました。予選では初のポールポジションを獲得し、今朝のウォームアップでもトップタイムをマークしました。スタート直前に降り出した雨のために、セッティングを素早く変更しました。レースが始まり序盤からハードにプッシュしましたが、2周目にプッシュしすぎたのか、転倒してしまいました。みんなを魅了するようなレースができなかったことは残念ですが、全体としては満足しています。そして今大会、サポートしていただいたすべてのファンの方に感謝したいです



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