小椋藍がホームグランプリで予選13番手から逆転優勝
Moto2クラスは、予選13番手から決勝に挑んだ小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、今季3勝目を挙げました。オープニングラップに5番手につけた小椋は、2周目に4番手へ。5周目に3番手に浮上すると、アロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)とチームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)を追走。7周目にチャントラをかわし、13周目にはロペスもかわしトップに立つと、それから最終ラップの22周まで後続を寄せ付けないすばらしい走りを見せました。
2位には総合首位のアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で、序盤10番手と出遅れたフェルナンデスは、その後、着実にポジションを上げて、終盤は小椋との差をじりじりと縮めました。しかし、1.192秒届かず2位でフィニッシュしました。その結果、総合首位をキープしましたが、小椋との差は2点に縮まりました。
3位にはロペスで今季3回目の表彰台を獲得。4位にジェイク・ディクソン(Shimoko GASGAS Aspar Team)、5位にチャントラで総合8位から9位へとポジションを落としましたが、8位のアロンソ・ロペスとはわずか1点差。総合5位のトニー・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)と18点差と接近戦となっています。
序盤トップグループにつけたアルボリーノは6位、ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)が7位、アルベルト・アレナス(Shimoko GASGAS Aspar Team)が8位、ボ・ベンシュナイダー(Pertamina Mandalika SAG Team)が9位、フィリップ・サラク(Gresini Racing Moto2)が10位という結果でした。
PPを獲得したアーロン・カネット(Flexbox HP40)は転倒リタイアに終わりました。