難しいウエットコンディションの中、ソムキアット・チャントラが5番グリッドを獲得、小椋藍は13番グリッドで決勝へ
Moto2クラスは、ドライコンディションだった初日に2番手と好調なスタートを切ったソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)がウエットコンディションでも好走を見せて5番グリッドを獲得しました。
午前中に行われたFP2は、セッションが進むにつれて雨脚が強くなりましたが、チャントラはトップから0.801秒差の8番手につけると、予選Q2では、着実にタイムを上げて5番グリッドを獲得しました。
Moto2クラスのQ2は、セッション開始直後に落雷を伴う激しい雨になり、15分間で行われるセッションが5分が経過した時点で中断になりました。その後、雨は小降りになり残り約9分間で再開しましたが、チャントラは着実にタイムを短縮しました。
チームメートの小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、初日4番手とまずまずのスタートを切り、ウエットコンディションとなったFP2でも好調な走りを見せました。上位を狙える走りでしたが、セッション終盤に転倒を喫し11番手でした。
迎えたQ2では、赤旗中断後に新品のウエットタイヤを入れてセッションに挑みましたが、9分間という短い時間ではタイヤのパフォーマンスを発揮することができず13番グリッドに終わりました。しかし、ドライコンディションが予想される決勝では、追い上げのレースが期待されます。
PPを獲得したのは、総合3位のアーロン・カネット(Flexbox HP40)で今季3回目。2位にはフェルミン・アルデグアール(Beta Tools Speed Up)、3番手にジェイク・ディクソン(Shimoko GASGAS Aspar Team)。2列目にトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)、チャントラ、そしてフィリップ・サラク(Gresini Racing Moto2)と続きました。
小椋は5列目13番手からのスタートになりますが、ドライコンディションでは好ペースで周回していただけに、地元ファンの声援を力に変えて、今季7回目の表彰台獲得に挑みます。