タイトルを争う小椋が4位フィニッシュ
Moto2クラスは、予選3番手から決勝に挑んだ小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が4位でフィニッシュしました。フロントローから好スタートを切り、オープニングラップに首位に立ちましたが、その後、アロンソ・ロペス(CAG Speed Up)に抜かれ、中盤になると追い上げてきたアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)にも抜かれて3番手にポジションを落としました。
その後、アーロン・カネット(Flexbox HP40)、ホームGPに闘志のジェイク・ディクソン(GASGAS Aspar Team)と3番手争いのグループを形成。終盤はディクソンが抜け出し、カネットとし烈なバトルとなりましたが、最終ラップの戦いを制して4位でフィニッシュしました。
優勝したのはフェルナンデス。2位にロペス。3位に地元の声援を受けて熱走を見せたディクソン。そして、小椋、カネット、そして総合首位につけていたチェレスティーノ・ビエッティ(Mooney VR46 Racing Team)と続きました。
この結果、総合争いでは同ポイントで並んでいたフェルナンデスが首位に浮上。13点差で小椋が2位。ビエッティが小椋と2点差の3位となりました。12戦を終えて総合4位以下に大きなリードを築いた上位3選手のこれからの戦いに、ますます注目が集まります。
以下、7位にジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)、8位にホルヘ・ナバロ(Flexbox HP40)、9位にフィリップ・サラク(Gresini Racing Moto2)、10位にボ・ベンシュナイダー(Pertamina Mandalika SAG Team)でした。
予選16番手のソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は13位でフィニッシュしました。今大会は、序盤からペースを上げていく作戦でしたが、タイヤの消耗に苦しみポジションキープへと作戦を変更。今大会は完走することが一つの目標だっただけに、着実に走ってポイントを獲得しました。