小椋藍は14番手、ソムキアット・チャントラは22番手から上位を目指す
IDEMITSU Honda Team Asiaの両選手は、フリー走行、予選と厳しい結果に終わりました。初日のフリー走行で21番手と出遅れた小椋藍は、2日目のFP3では、14番手までポジションを上げました。その結果、ダイレクトでQ2進出を果たし、さらにポジションアップを目指しましたが、ヨーロッパラウンドに入ってから最も悪い14番グリッドから決勝に挑むことになりました。
課題は旋回性で、タイトなコーナーが連続するコース前半でタイムをロスしています。決勝に向けてデータを分析、問題解消のために長いミーティングが行われました。
チームメートのソムキアット・チャントラも、初日19番手からFP3ではタイムを更新しますが総合22番手とポジションを落としました。その結果、Q1からの予選となり、Q1ではセッション7番手に終わり、21番グリッドが確定しました。
9戦を終えて総合2位の小椋と総合8位のチャントラは、今大会、厳しいグリッドからの決勝となりますが、両選手ともに追い上げに挑みます。
PPを獲得したのはサム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)で今季初のPP獲得。今季5回目のフロントローから決勝に挑みます。2番手にはアルベルト・アレナス(GASGAS Aspar Team)で初のフロントロー獲得、ベストグリッドから決勝に挑みます。
3番手にはアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で今季4回目のフロントローを獲得しました。
以下、ジェイク・ディクソン(GASGAS Aspar Team)、ホームGPに闘志を燃やすマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、アーロン・カネット(Flexbox HP40)と続きました。
PPを獲得したサム・ローズから14番手の小椋までのタイム差は0.825秒。厳しいタイム差ですが、決勝での追い上げが期待されます。