Race
Moto2 2022
Round 8

小椋藍が今季4回目の表彰台で総合ランキング首位に並ぶ

it Autodromo del Mugello

総合2位でイタリアGPを迎えた小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、今季4回目の表彰台獲得となる3位でフィニッシュ。総合首位のチェレスティーノ・ヴィエッティ(Mooney VR46 Racing Team)が転倒リタイアに終わったことで、総合2位は変わらずも同ポイントで首位に並びました。

小椋藍が今季4回目の表彰台で総合ランキング首位に並ぶ

今大会は初日のフリー走行でセットアップに苦戦しましたが、2日目のフリー走行で調子を取り戻し、予選では6番グリッドを獲得しました。そして、2列目から好スタートを切った決勝では、終始、トップグループに加わりました。中盤はし烈な2位争いのグループができあがり、その中からジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)が抜け出し、小椋もロバーツを追いました。その結果、4位以下に大きなリードを築いてチェッカーを受けました。

チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、金曜日に好調なスタートを切りましたが、転倒の影響などでポジションを落とし、24番手という厳しいグリッドからのレースとなりました。チャントラは17番手まで追い上げましたが、5周目の10コーナーで転倒し、リタイアとなりました。

チャントラは惜しくもリタイアとなりましたが、今大会を終えてIDEMITSU Honda Team Asiaは、依然として、169点でチームタイトルの首位につけています。

優勝したのはペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)で、18歳4日でMoto2クラス初勝利を達成しました。この記録は2011年にマルク・マルケスが達成した18歳87日という記録を更新するもので、デビュー8戦目の勝利となりました。

2位のロバーツは、第5戦ポルトガルGPで優勝して以来、今季2度目の表彰台獲得。3位に小椋と続きました。

4位にトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)、5位にアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)、6位にジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)、7位にキャメロン・ボービエ(American Racing)、8位にアロンソ・ロペス(MB Conveyors Speed Up)、9位にマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、10位にアルベルト・アレナス(Inde GASGAS Aspar Team)という結果でした。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
レースウイーク中の厳しい状況を考慮すれば、3位表彰台獲得は予想を上回る結果でした。今大会、トップの選手との差は大きいものでしたが、レース中はマシンの強さを感じ、トップグループについていくことができました。表彰台に立てたことに満足しています。チームはとてもがんばってくれました。イタリアGPはやっぱり特別な雰囲気があり、こうして表彰台に立てたことは本当にうれしいです。今大会を終えて総合首位と同ポイントで並びました。連戦となるカタロニアGPもがんばります

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
24番手からのレースだったので、トップグループに少しでも近づくために、序盤からアグレッシブに攻めました。でも5周目にミスをして、転倒してしまいました。マシンはよい状態でした。トップグループについていけるだけのパフォーマンスはあったと思います。残念な結果でしたが、来週のバルセロナでは、今回の悔しさをぶつけたいです


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