Race
Moto2 2022
Round 2
ソムキアット・チャントラがタイ人として初のグランプリ制覇
Mandalika International Street Circuit
ドライコンディションで行われたMoto2クラスは、高い路面温度に対処するため、本来、25周のレースを16周に短縮して行われました。そのレースですばらしい走りを見せたのは、予選4番手からホールショットを奪ったソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)で、オープニングラップから後続を引き離し、2位のチェレスティーノ・ヴィエッティ(Mooney VR46 Racing Team)に3.230秒のリードを築く独走優勝でした。
チャントラは、17年のアジアタレントカップのチャンピオンで、その後、2年間、FIM CEV Repsol Moto3ジュニア世界選手権に出場、19年からIDEMITSU Honda Team AsiaからMoto2クラスに参戦しました。今年で4年目のシーズン。Moto2クラス50戦目の勝利は、タイ人としては初のグランプリ制覇となりました。
チームメートの小椋藍が、予選21番手(20番グリッドからスタート)からすばらしい追い上げを見せて6位でフィニッシュしました。フリー走行、予選はフロントのフィーリングに苦しみました。しかし、決勝日朝のウォームアップでセッティングが進み、追い上げのレースに成功しました。これでIDEMITSU Honda Team Asiaは両選手ともにトップ10フィニッシュというすばらしいリザルトを獲得しました。
3位にはアーロン・カネット(Flexbox HP40)、4位にサム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)、5位には小椋と最終ラップまでし烈なバトルを繰り広げたアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)という結果でした。