チャントラが4番手から初表彰台、初優勝を狙う
IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラ が、難しい路面コンディションですばらしい走りを見せました。午前中のFP3はウエットコンディションのためタイムを更新できず18番手。そのためQ1からの予選となりましたが、Q1ですばらしい走りを見せてQ2へ進出しました。
そして迎えたQ2では、セッション序盤にトップタイムをマークし大きな注目を集めると、セッションを通じてフロントローを狙う快走を見せました。最後のアタックでクリアラップが取れず惜しくも4番手でしたが、決勝の走りに注目されます。
チャントラは、開幕戦カタールGPは、フリー走行で転倒し、右手小指を負傷し欠場しました。今大会が今季初の決勝レースとなりますが、初表彰台、初優勝の期待が膨らみます。
チームメートの小椋藍 (IDEMITSU Honda Team Asia)は、不安定な路面コンディションで思うような走りができず21番手から決勝に挑みます。開幕戦カタールGPでは、予選5番手、決勝6位とまずまずのスタートを切りました。その勢いで今大会はさらに上位が期待されていましたが、不安定な天候と路面コンディションのため、フリー走行、予選は厳しい結果に終わりました。しかし、小椋はセッションをこなす毎に着実にタイムを上げていく選手だけに、決勝の追い上げに注目です。
今大会は、ジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)がPPを獲得し、2位にアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)、3番手にサム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)と続き、この3選手がフロントローを獲得しました。2列目には、チャントラ、ボ・ベンシュナイダー(Pertamina Mandalika SAG Team)、アルベルト・アレナス(Inde GASGAS Aspar Team)と続き、以下、開幕戦カタールGPで初優勝達成のチェレスティーノ・ヴィエッティ(Mooney VR46 Racing Team)が7番手、トニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)が8番手、シモーネ・コルシ(MV Agusta Forward Racing)が9番手、昨年のMoto3チャンピオンでルーキーのペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)が10番手でした。