前戦転倒リタイアからの巻き返しを狙うソムキアット・チャントラ
最終戦決着となったMoto2クラスは、総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)と総合2位のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)のタイトル決定戦に大きな注目が集まっています。
両者の差は23点。タイトル決定のシナリオは、ラウル・フェルナンデスが優勝し、ガードナーが14位以下なら逆転。ガードナーが13位以上、ラウル・フェルナンデスが2位以下ならガードナーのチャンピオンが決まります。
シーズンを通してし烈な戦いを繰り広げてきたガードナーとラウル・フェルナンデス。ガードナーは5勝を含む12回の表彰台獲得、ラウル・フェルナンデスは7勝を含む11回の表彰台獲得と厳しい戦いを繰り広げてきました。しかし、リタイアはガードナー1回、ラウル・フェルナンデス3回となっており、安定した走りを見せたガードナー優勢で最終戦を迎えました。
マルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が総合3位(確定)。総合4位にサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)、総合5位にアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、総合6位にアーロン・カネット(Aspar Team Moto2)、総合7位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)と続きました。
総合8位で前戦アルガルベGPでは転倒リタイアした小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、この転倒で左足を痛め、今大会を欠場することになりました。
総合9位にホルヘ・ナバロ(Termozeta Speed Up)、総合10位にマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)と続いています。
前戦アルガルベGPで転倒リタイアのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、最終戦バレンシアGPで今季ベストリザルトを目指します。