Honda勢は残念ながらリタイアに終わり、最終戦での雪辱に挑む
予選9番手から今季2回目の表彰台獲得に挑んだ小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、9番手を走行していた3周目に転倒を喫し、リタイアに終わりました。今大会は、予選ではクリアラップが取れず3列目9番グリッドでしたが、表彰台を狙える内容でした。転倒は、コース終盤の右コーナー。序盤の混戦の中でこれからペースを上げていこうかという状況での転倒でした。今季はこれまで17戦を戦いトップ10フィニッシュが12回という安定した走りを見せています。連戦となる最終戦バレンシアGPでは、今大会の雪辱に挑みます。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)も、19番グリッドから好スタートを切りましたが、他者と接触してリタイアに終わりました。
優勝したのはタイトル王手のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で今季5勝目。今季7回目のPPから今季8勝目を目指したチームメートで総合2位のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)は2位。ガードナーの18点リードは23点へと広がりましたが、最終戦バレンシアGPへとタイトル決定は持ち越されました。タイトル獲得の条件は、ガードナーが13位以内でフィニッシュすれば自力チャンピオンが決まります。
3位にはサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)で2戦連続今季5回目の表彰台を獲得しました。
以下、アーロン・カネット(QUIEROCORREDOR Aspar Team)、キャメロン・ボービエ(American Racing)、チェレスティーノ・ヴィエッティ(SKY Racing Team VR46)、ホルヘ・ナバロ(Termozeta Speed Up)、マルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、アウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、マルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)と続き、ここまでがトップ10フィニッシュでした。