Preview
Moto2 2021
Round 17

小椋藍が経験豊富なポルティマオでのレースに挑む

pt Autódromo Internacional do Algarve

16戦を終えて総合8位の小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、今季2回目のアルガルベ・サーキットの戦いに闘志を燃やしています。第3戦ポルトガルGPでは、予選4番手から初表彰台が期待されましたが、序盤の5周目の5コーナーで他者と接触し転倒しました。この転倒はチームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)を巻き込む悔しい結果に終わっているだけに、今大会はその雪辱に挑みます。

小椋藍が経験豊富なポルティマオでのレースに挑む

後半戦に入って小椋は、第10戦スティリアGP、第11戦オーストリアGPでフロントローを獲得しています。しかし、不安定な天候となった第13戦イギリスGP、第14戦サンマリノGP、第17戦エミリア=ロマーニャGPは予選で苦戦し、厳しいグリッドからのレースとなりました。それでも、ねばり強く追い上げてシングルフィニッシュを続けています。今大会は天候が安定することが予想されており、今季3回目のフロントローと今季2回目の表彰台獲得が期待されます。

チームメートのソムキアット・チャントラは、第11戦オーストリアGPで予選7番手、決勝はベストリザルトの5位でフィニッシュしました。その後は、予選、決勝と転倒が多く苦戦しましたが、前戦エミリア=ロマーニャGPは予選10番手、決勝は好スタートを切ってトップグループに加わりました。しかし、他者と接触し転倒リタイア。いいフィーリングを取り戻したレースだけに悔しい結果に終わりました。今大会はその雪辱に挑みます。

Moto2クラスは、総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)が、前戦エミリア=ロマーニャGPで7位、一方、チームメートで総合2位のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が転倒リタイアに終わり、その差は18点へと開きました。今大会は、ガードナーのタイトル王手で大会を迎えます。タイトル決定の条件は、ガードナーがラウルに26点差をつけることです。

以下、総合3位のマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が206点、総合4位のサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が165点。総合5位のアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)が151点、総合6位のアーロン・カネット(Aspar Team Moto2)が140点、総合7位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)が136点、そして総合8位の小椋が120点で続きます。残り2戦、小椋は一つでもポジションを上げてシーズンを終える意気込みです。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
ポルティマオでは、プレシーズンテストとポルトガルGPを経験しているので、ほかのサーキットよりもMoto2マシンでたくさん走っています。ポルティマオへ行くのがとても楽しみです。前回のレースでは、かなりいい走りができたのですが、転倒しているのであまりいい思い出がありません。今週末のコンディションは4月とは少し違いますが、心配はしていません。シーズンをいい形で終えられるように残りの2レースでがんばります

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
今週末もいつもと同じプランでレースに向けて準備を進めます。今年2度目のポルティマオのレースになるので、マシンは最高のセットアップにしなければなりません。前回のポルティマオはかなり難しかったので、今大会は自分自身も前進できるようにがんばります

We use cookies

This website uses cookies in order to enhance your overall user experience.

Choose from the options below to manage your cookie preferences. Click here to read our cookie/privacy policy.