小椋藍がMoto2クラスで初めてのアメリカズGPを7位フィニッシュ
予選8番手からスタートした小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、序盤10番手とややポジションを落としましたが、その後、着実にポジションを上げて7位でフィニッシュしました。今大会はスタートで前に出られなかったことや、追い上げの途中でミスをするなど、苦しいレースとなりました。しかし、Moto2マシンで初めて経験するサーキットで、セッションをこなすごとにタイムを短縮、フリー走行で総合4番手につけた走りは大きな注目を集めました。シーズンは残り3戦。ミサノ(イタリア)とアルガルベ(ポルトガル)はMoto2マシンで走行した経験があり、表彰台、そして初優勝が期待されます。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、予選15番手からし烈な11位争いのグループに加わり、14位でフィニッシュしました。5台で繰り広げられた11位争い。積極的な走りをしましたが、ミスも多く、なかなかグループの前に出ることができませんでした。しかし、2年前に苦戦したサーキットで11位争いのグループに加わり大きな自信を獲得。残り3戦の走りに注目されます。
優勝したのは、2戦連続6回目のPPから3連勝を達成したラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で今季7勝目。チームメートで総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)が転倒リタイアに終わり、34点差が9点差へ。チームメート同士のチャンピオン争いは、一段と厳しさを増すことになりました。
2位にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)で今季3回目の表彰台を獲得。3位にはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)で今季7回目の表彰台獲得となりました。
以下、アウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、トニ・アルボリーノ(LIQUI MOLY INTACT GP)、小椋と続き、8位にチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)、9位にマルコス・ラミレス(American Racing)、10位にジェイク・ディクソン(Petronas Sprinta Racing)という結果でした。
15戦を終えて、総合4位のサム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)から総合8位の小椋まで27点差。小椋は、残り3戦でさらに上位を目指します。