小椋藍が追い上げを見せ7位でフィニッシュ
フリー走行、予選と苦戦が続いた小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、決勝では好スタートからポジションを上げて、7位でフィニッシュしました。オープニングラップに9番手につけると、4周目にマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)をかわし8番手へ。さらに前を走るアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)に追いつき、し烈な7位争いを繰り広げました。
その後、5位を走るマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)を先頭にアウグスト・フェルナンデス、小椋、チャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)と一つのグループを形成しますが、ほとんど同じタイムで周回を重ね、小椋は7位でチェッカーを受けました。
フリー走行、予選の苦しい走りからは一歩前進しましたが、トップグループで戦うためには、さらに前進する必要があります。1カ月後には再び、このサーキットで第16戦エミリア=ロマーニャGPが開催されますが、ミサノでの2回目のレースに向けて大きなステップを刻みました。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、18番グリッドから15番手争いのグループに加わり、後半には16番手までポジションを上げますが、ラスト3周となった23周目に転倒を喫し、リタイアとなりました。
優勝したのは今季5回目のポールポジションを獲得し、決勝でも快調にラップを刻んだラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で今季6勝目。2位にはチームメートで総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で、アラゴンGP、サンマリノGPで連続2位となり、ポイント差は37点となりました。
予選5番手から中盤にトップに浮上したアーロン・カネット(Inde Aspar Team)が3位になり、今季5回目の表彰台に立ちました。
以下、マルコ・ベツェッキ、アウグスト・フェルナンデス、小椋、チャビ・ビエルゲ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、チェレスティーノ・ヴィエッティ(SKY Racing Team VR46)が10位でした。