小椋が自身初ポールポジションを獲得したミサノに挑む
前戦アラゴンGPで予選5番手、決勝8位の小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、得意とするミサノに闘志を燃やしています。Moto3クラスに参戦した昨年は、サンマリノGPで初ポールポジションを獲得して2位、連戦となったエミリア・ロマーニャGPでは予選12番手と苦戦しましたが決勝では3位になり、ミサノの2連戦で表彰台に立ちました。
前戦アラゴンGPでは、好スタートから序盤3番手を走行し、今季2回目の表彰台獲得が期待されました。しかし、レースウイークを通じてもっとも気温があがり、路面温度もあがったことでタイヤマネジメントがうまくいかず8位へと後退しました。それでも転倒者が多かったアラゴンGPでしっかりと完走を果たしました。今大会は、アラゴンGPの雪辱を果たし、昨年に続き2年連続の表彰台獲得に挑みます。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、転倒リタイアに終わった前戦アラゴンGPの悔しさをぶつけます。アラゴンGPは、フリー走行、予選と思うような走りができずに苦戦し、決勝では高い気温と路面温度に苦しみました。後半戦は、レッドブル・リンクの2連戦で8位&5位と自己ベストを更新しましたが、イギリスGP、アラゴンGPとその流れを止めてしまいました。今大会は、再び、勢いを取り戻す意気込みです。
13戦を終えて、総合首位はレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で251点。2位にはチームメートのラウル・フェルナンデスで212点。3位のマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が179点と続いています。チャンピオン争いは、この上位3人にしぼられた格好です。
4位にサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)、5位にアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、6位にアーロン・カネット(Kipin Energy Aspar Team)、7位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、そして8位の小椋と続きます。4位のローズから小椋までのポイント差は、32点。ここからの5戦、ポイント争いに注目されます。