小椋藍が8位でフィニッシュ
予選5番手から好スタートを切り、序盤、表彰台争いに加わった小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が8位でフィニッシュしました。5番グリッドからオープニングラップ4番手につけた小椋は、3周目にはレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)を抜いて3番手に浮上。さらに上位を狙いましたが、5周目にガードナーに抜き返され、その後、フロントタイヤのグリップに苦しみポジションを落としました。後半は7番手を走行、最終的に8位でした。
レースウイークを通じて決勝日は、もっとも気温と路面温度があがり、タイヤに厳しいレースとなりました。今回のようにフロントタイヤの急激なグリップ低下は初めての経験となりましたが、しっかりとライディングをアジャストし完走しました。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、27番手という厳しいグリッドからのスタートでしたが、オープニングラップに24番手に浮上。その後も着実な走りで17番手までポジションを上げましたが、ラスト4周となった18周目に転倒を喫し、リタイアとなりました。
優勝したのはホームGPに闘志を燃やしたラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で今季5勝目。2位には総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で、ラウル・フェルナンデスとのポイント差は44点から39点へと縮まりましたが、タイトル獲得に向けてまた一歩前進しました。
3位にはアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)で今季4回目の表彰台獲得。チームメートでPPスタートのサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)は2番手を走行中に転倒リタイアに終わりました。
5位にアーロン・カネット(Kipin Energy Aspar Team)、6位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、7位にフェルミン・アルデグアー(+EGO Speed Up)、そして小椋と続き、9位にトニ・アルボリーノ(Liqui Moly Intact GP)、10位にシモーネ・コルシ(MV Agusta Forward Racing)という結果でした。