小椋が2列目からスタート
IDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍が、フリー走行、予選と着実に前進し5番グリッドを獲得しました。セッション中にはフロントロー獲得の可能性を感じさせる走りを見せて注目を集めました。今大会、小椋はFP1で18番手、FP2で17番手とやや苦戦のスタートとなりましたが、FP3で14番手へとポジションを上げてダイレクトでQ2進出を果たしました。そして、18台で行われたQ2では1回目のアタックから快調にラップを刻み、トップから0.370秒差の5番グリッドを獲得しました。
Moto3時代には、モーターランド・アラゴンで初表彰台を獲得しています。セッションをこなすごとに調子を上げている今大会は、Moto2クラス2回目の表彰台と初優勝の期待も膨らみます。
チームメートのソムキアット・チャントラは、27番手と厳しいグリッドから決勝に挑みます。初日23番手からFP3で20番手へとポジションを上げましたが、Q1からの予選となりました。そして迎えたQ1では、思うようにクリアラップが取れずフラストレーションをためる走りが続きました。その結果13番手に終わり、27番グリッドが確定しました。決勝では後方からの追い上げのレースに挑みます。
ポールポジション(PP)を獲得したのはサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)で、2戦ぶり5回目のPP獲得となり、今季3勝目に挑みます。2番手には総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)、チームメートで総合2位のラウル・フェルナンデスが3番手でした。
以下、4番手にヘクター・ガルゾ(Flexbox HP40)、5番手に小椋、6番手のアルベルト・アレナス(Kipin Energy Aspar Team)は今季ベストグリッドを獲得。7番手にホルヘ・ナバロ(+EGO Speed Up)、8番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、9番手にマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)と続きました。
PPを獲得したロースから3列目までのタイム差が0.613秒。今大会も厳しい戦いが待ち受けています。