Qualifying
Moto2 2021
Round 13

小椋が2列目からスタート

es MotorLand Aragón

IDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍が、フリー走行、予選と着実に前進し5番グリッドを獲得しました。セッション中にはフロントロー獲得の可能性を感じさせる走りを見せて注目を集めました。今大会、小椋はFP1で18番手、FP2で17番手とやや苦戦のスタートとなりましたが、FP3で14番手へとポジションを上げてダイレクトでQ2進出を果たしました。そして、18台で行われたQ2では1回目のアタックから快調にラップを刻み、トップから0.370秒差の5番グリッドを獲得しました。

小椋が2列目からスタート

Moto3時代には、モーターランド・アラゴンで初表彰台を獲得しています。セッションをこなすごとに調子を上げている今大会は、Moto2クラス2回目の表彰台と初優勝の期待も膨らみます。

チームメートのソムキアット・チャントラは、27番手と厳しいグリッドから決勝に挑みます。初日23番手からFP3で20番手へとポジションを上げましたが、Q1からの予選となりました。そして迎えたQ1では、思うようにクリアラップが取れずフラストレーションをためる走りが続きました。その結果13番手に終わり、27番グリッドが確定しました。決勝では後方からの追い上げのレースに挑みます。

ポールポジション(PP)を獲得したのはサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)で、2戦ぶり5回目のPP獲得となり、今季3勝目に挑みます。2番手には総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)、チームメートで総合2位のラウル・フェルナンデスが3番手でした。

以下、4番手にヘクター・ガルゾ(Flexbox HP40)、5番手に小椋、6番手のアルベルト・アレナス(Kipin Energy Aspar Team)は今季ベストグリッドを獲得。7番手にホルヘ・ナバロ(+EGO Speed Up)、8番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、9番手にマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)と続きました。

PPを獲得したロースから3列目までのタイム差が0.613秒。今大会も厳しい戦いが待ち受けています。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
順位については、満足しています。この週末は15番手前後のポジションが多かったので、5番手になれるとは思っていませんでした。1分52分秒台で走れたこともよかったと思います。しかし、これはいまの自分のポテンシャルではなく、まだまだ十分ではありません。明日の決勝でトップグループで戦うためには、もっと努力が必要です。今大会は小さなことが大きな違いにつながる接戦になっています。まだまだやらなければいけないことがあります。明日のウォームアップで最後の調整に挑みたいです

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
Q1ではいいタイムを出そうとアタックしましたが、プッシュするたびに何人かがゆっくり走っていて、クリアラップを取れませんでした。全体的にはいい走りができていると感じることが多かったのですが、いつも途中で誰かにひっかかりました。これは自分のミスかもしれません。次回はもっとうまく走って、クリアラップを見つける必要があります。セットアップに関しては悪くありません。フロントグループで戦う準備ができています



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