小椋は予選を14番手で終える
前戦オーストリアGPからの2戦連続表彰台獲得を目指す小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、FP3でタイムを更新しますが、総合16番手へと後退。ダイレクトでのQ2進出を逃し、Q1からの予選となりました。
Q1ではフリー走行のベストタイムを更新する2分05秒131で2番手につけてQ2進出を果たすと、18台で行われたQ2では、2分05秒199とわずかにタイムを更新できませんでしたが、14番グリッドを獲得しました。
初日の課題だった低速コーナーでのタイムロスは更新しましたが、トップグループと比べて全体的にタイムは遅く、厳しい戦いを予想しています。しかし、決勝日朝のウォームアップで最後の調整に挑み、2戦連続表彰台獲得を目標に全力を尽くします。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、FP3で26番手と大きくポジションを落とし、Q1からの予選となりました。そしてQ1ではフリー走行のベストを約1秒短縮し、小椋藍に続いて3番手タイムをマークしてQ2に進出。Q2ではQ1のタイムを更新することができず18番グリッドが確定しました。
前戦オーストリアGPでともにベストリザルトでフィニッシュしたIDEMITSU Honda Team Asiaの両選手は、今大会はやや苦戦していますが、決勝では追い上げのレースに挑みます。
ポールポジションを獲得したのはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)でただひとり2分03秒台をマークしました。2番手はホルヘ・ナバロ(Lightech Speed Up)で今季ベストグリッドを獲得。3番手にはホームGPに闘志を燃やすサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が入り地元ファンの声援に応えました。
以下、総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)、総合2位のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)の3人が2列目。
アウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、アーロン・カネット(Kipin Energy Aspar Team)、チャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)が3列目を獲得しました。シルバーストーンはタイム差が顕著に出るサーキットですが、トップから3列目9位までが1秒差以内という厳しい戦いでした。