小椋藍が自身初となるトップタイムをマーク
Moto2クラスは、IDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍が初日トップで終えました。Moto2クラスでは初の総合1番手タイム。2日目の予選では、前戦スティリアGPでわずかの差で逃したポールポジション獲得に挑みます。
小椋は、FP1で1分28秒887の自己ベストタイムをマークして首位につけると、雨上がりのドライコンディションとなったFP2でも2番手と好調な走りをみせました。連続周回でも1分29秒台前半のタイムで刻み、仕上がりのよさを感じさせています。予選では2戦連続フロントローと初のPP獲得、決勝では初表彰台、初優勝への期待が膨らみます。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)も好調で、小椋から1秒差に25台という大接戦の中で10番手につけました。FP1では9番手。FP2でラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が9番手タイムをマークしたことでチャントラは10番手へと一つポジションを落としましたが、トップの小椋との差は、0.330秒。予選では前戦スティリアGPの9番手をしのぐ、今季ベストに挑みます。
小椋に続く2番手にはアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、3番手はFP2でタイムを更新したレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で、トップ3は1分28秒台で、その差は0.080秒でした。
4番手にはマルセル・シュローター(LIQUI MOLY INTACT GP)、5番手には前戦スティリアGPで今季初優勝を達成したマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、6番手はロレンソ・ダラ・ポルタ(Italtrans Racing Team)で今季ベストポジションを獲得しました。
今季もっとも厳しい戦いとなっているオーストリアGP、予選に注目です。