小椋が初日8番手
Moto2クラスは、トップから1秒差に22台がひしめきあう大接戦となり、小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は初日8番手と好調なスタートを切りました。レッドブルリンクをMoto2のマシンで初めて走る小椋は、FP1は1分31秒台で走行を開始すると、1分30秒台、1分29秒台と着実にタイムを短縮し6番手。ウエットからドライコンディションになったFP2は1分29秒台までタイムを上げますが、微妙なコンディションのためタイムを短縮することができませんでした。しかし、初日の2回のセッションでフィーリングを掴んだことで、土曜日のFP3と予選の走りに注目されます。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)も、着実にメニューを消化し、大混戦の中で17番手。初日の課題はブレーキングで、2日目のFP3では、この課題の解消につとめ、ダイレクトでのQ2進出を目指します。一昨年の大会(2019年)では3番手と初フロントローを獲得しています。今年も今シーズンのベストグリッドを目指します。
トップタイムをマークしたのはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)。2番手にアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、3番手に総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)と続き、フロントローに並んだ3選手のタイムは0.129秒でした。
以下、サム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)、アーロン・カネット(Aspar Team Moto2)、6番手のトーマス・ルティ(Pertamina Mandalika SAG Team)は今季ベスト。7番手にロレンソ・ダラ・ポルタ(Italtrans Racing Team)、そして8番手に小椋と続きました。レッドブルリンクのMoto2クラスのアベレーシは175km/h台。シーズンを通じてもっともハイスピードなサーキットなだけに、FP3、予選と厳しい戦いが予想されます。