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Moto2 2021
Round 9

初表彰台に期待のかかる小椋が伝統のオランダGPに挑む

nl TT Circuit Assen

IDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍が、前戦ドイツGPで初表彰台獲得にまた一歩前進しました。

初表彰台に期待のかかる小椋が伝統のオランダGPに挑む

2戦前のカタルニアGPでは6位争いを繰り広げ、ラスト3周で転倒。前戦ドイツGPは、3位になったマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、4位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)をピタリと追撃。5番手を走行していた最終ラップに転倒しました。転倒の理由はカタルニアとドイツでは違いますが、完全に表彰台争いを視野に入れるポテンシャルを身につけたことをアピールしました。今大会は、今季ベストはもちろん、初表彰台が期待されます。

チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)も着実にパフォーマンスを上げてきました。2戦前のカタルニアGPでは今季ベストの9位。前戦ドイツGPではフロントのフィーリングに苦しみ18位に終わりましたが、表彰台圏内はもちろん、シングルを確実に走れる状態になっています。これまでのベストは9位ですが、今大会は自己ベスト更新を目標に大会に挑みます。

総合首位は、イタリア、カタルニア、ドイツと3連勝を達成のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で164点。ドイツGPで転倒ノーポイントに終わったチームメートのラウル・フェルナンデスに36点差をつけました。総合2位につけるラウル・フェルナンデスは今季初の転倒リタイア。今大会はその巻き返しに挑みます。

総合3位は今季まだ優勝はありませんが安定した走りで117点を獲得したマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)。以下、総合4位のサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が86点。総合5位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)が73点。総合6位のマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)が59点と続きます。

総合7位は前戦ドイツGPで2位になり今季2回目の表彰台に立ったアーロン・カネット(Aspar Team Moto2)で55点。総合8位はジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)で50点、総合9位にチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)で42点。総合10位の小椋藍が39点で続きます。総合6位以下は点差が接近しています。今大会の結果でまた大きく変わりそうです。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
先週のドイツGPもいいレースができました。初日は苦戦しましたが、日曜日にはその遅れをばん回できたし、レースでは表彰台のライダーたちが見えたので、とてもうれしいです。でもまだいろいろ課題はあります。特にレース序盤のペースに取り組みたいです。そして、どのような天候になるか様子を見たいと思います。雨が降れば難しい週末になるになるかも知れません。どのようなコンディションになってもいいように、いつものように自分たちの仕事をするだけです

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
先週のドイツGPは、予定通りにプランを進めることができて、いいセッティングを見つけることができました。ザクセンリンクと同様にアッセンでも仕事を進めたいです。それができれば、ドイツのときよりもいいレースができると思います

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