小椋とチャントラがザクセンリンクで速さをみせる
IDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍とソムキアット・チャントラが、2日目のFP3と予選で大きく前進しました。
初日のフリー走行では、なかなかクリアラップが取れず20番手に沈んだ小椋藍ですが、FP3で約1秒タイムを短縮して8番手に浮上し、ダイレクトでQ2進出を果たすと、予選ではさらにタイムを短縮して8番グリッドを獲得しました。この日は、フリー走行では大きく前進するも、予選では期待したほどの進展はありませんでした。そのためトップグループとのタイムが大きいことから、決勝日のウォームアップでさらにセットアップに挑みます。
チームメートでザクセンリンクを初めて走るソムキアット・チャントラは、初日24番手から2日目のFP3でタイムを約1秒短縮して11番手へと浮上しダイレクトでQ2進出を果たしました。予選ではさらにタイムを短縮しましたが、厳しい戦いの中で13番手へとポジションを落としました。しかし、前戦カタルニアGPで今季ベストの9位でフィニッシュしています。今大会もベストリザルトに挑みます。
ポールポジションを獲得したのはラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)でサーキットベストを更新しました。2番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、3番手にレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)と初日のフリー走行で上位につけた3選手がフロントローを獲得しました。
Q1からの予選となったマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が4番手、チャビ・ビエルゲ(Petronas Raceline Malaysia)が5番手、ホルヘ・ナバロ(+EGO Speed Up)が6番手、サム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が7番手、小椋藍が8番手、チャントラが13番手と続きました。
毎戦、大接戦となるMoto2クラスですが、今大会は今季もっともタイム差が開く戦いとなっています。決勝がどういう展開になるのか注目されます。