Preview
Moto2 2021
Round 8

小椋藍が前戦カタルニアGPの雪辱に挑む

de Sachsenring

IDEMITSU Honda Team AsiaからMoto2クラスに出場する小椋藍は7戦を終えて総合9位につけています。前戦カタルニアGPでは、6番手争いを繰り広げていましたが、ラスト3周で転倒しリタイアに終わりました。トップから3秒差を走るという今季もっとも内容のあるレースでした。それだけに小椋にとっては残念な結果でした。今大会は、その雪辱に挑みます。

小椋藍が前戦カタルニアGPの雪辱に挑む

ザクセンリンクは16年にルーキーズカップに出場して11位でした。その後、FIM CEV Moto3ジュニア世界選手権に出場していた18年にはワイルドカードで出場し、トップグループに加わるも他者の転倒に巻き込まれリタイア。Moto3デビューシーズンの19年は優勝争いの中でトップグループに加わり7位という結果を残しました。今年は2年ぶりの開催となり、Moto2クラスルーキーの小椋にとっては、これまでの数戦に比べて、ライバル勢に対してサーキットの経験値ではそれほど差がない大会となります。得意とするサーキットの一つだけに、今季初の表彰台獲得が期待されます。

チームメートのソムキアット・チャントラは、前戦カタルニアGPで今季ベストの9位でフィニッシュ。登り調子で今大会を迎えます。2年前の大会は、ケガのために出場しておらず、ザクセンリンクは今大会が初めてとなりますが、今季ベストに挑みます。

7戦を終えて総合首位は、イタリアGP、そしてカタルニアGPと2連勝中のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で139点。チームメートで総合2位のラウル・フェルナンデスは、7戦を終えて2勝を含む5回表彰台獲得で128点。安定した走りで表彰台争いに加わるマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が101点で総合3位。シーズン序盤に2連勝を達成もヨーロッパラウンドに入ってやや苦戦のサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が75点で総合4位につけています。

総合5位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)は60点。以下、総合6位にジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)。総合7位にマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、前戦カタルニアGPで3位になり今季初表彰台獲得のチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)が総合8位。小椋藍が総合9位、アーロン・カネット(Inde Energy Aspar Team)が総合10位と続いています。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
前戦カタルニアGPでは、トップのライダーたちとの差を縮めることができました。今シーズン、もっとも前進することができたので、とてもうれしいレースでした。ザクセンリンクは2年前にMoto3で走ったとき、とてもいいフィーリングがありましたが、もちろんMoto2マシンでは全く違うと思います。Moto2マシンで走るのがとても楽しみです

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
ザクセンリンクは初めて走るサーキットです。前戦カタルニアGPは、いいベースのセッティングがありました。今週末もこのセッティングをキープできると思います。でももちろんFP1とFP2で、どの方向性で取り組むか決めたいです。このサーキットはとても楽しそうなので、早く走りたいです

We use cookies

This website uses cookies in order to enhance your overall user experience.

Choose from the options below to manage your cookie preferences. Click here to read our cookie/privacy policy.