小椋とチャントラがIDEMITSU Honda Team Asiaのホームレースに挑む
IDEMITSU Honda Team Asiaから出場する小椋藍は、前戦イタリアGPで、初めて経験するムジェロを確実に攻略して6位でフィニッシュしました。フリー走行、予選ではトップ10に入ることはできませんでしたが、決勝は確実に追い上げ、レース終盤にはトニ・アルボリーノ(Liqui Moly Intact GP)をかわしました。トップとのタイム差をいかに縮めるかというのがこの数戦の課題となっていますが、今大会は走り慣れているサーキットなので、トップグループに加わる意気込みです。
今季はデビューシーズンながら、第2戦ドーハGPの5位を最高位に、シングルフィニッシュを4回果たしており、総合8位につけています。これからの活躍に注目です。
チームメートでMoto2クラス3年目のソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、第5戦フランスGPで今季初ポイントとなる12位でフィニッシュ。前戦イタリアGPでも初めて経験するサーキットで速さをみせましたが、レース中の接触などで大きくポジションを落とし18位でした。なかなか速さを結果につなげられないチャントラですが、チームの本拠地でのレースではベストリザルトを狙っています。
前戦イタリアGPで今季初優勝のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)は、6戦を終えて5回の表彰台獲得と安定した走りを見せています。チームメートのラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)も6戦を終えて2勝を含む4回の表彰台と安定した走りをみせていて、今季総合でガードナーは114点、フェルナンデスが108点と3位以下をリードしています。
総合3位は88点獲得のマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)でスペイン、フランス、イタリアと3戦連続で表彰台を獲得し調子を上げています。総合4位のサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)は66点、総合5位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)が60点、総合6位にジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)、総合7位にマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)で41点、そして総合8位の小椋藍が39点で続いています。
カタルニアGPは、バルセロナを本拠地にするチームも多く、熱い戦いになりそうです。