小椋藍が9番手で好調なスタートを切る
Moto2クラスは今大会も接戦となり、トップタイムをマークしたラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)から1秒差に20台という厳しい戦いとなりました。その中でIDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍が、FP1で15番手。気温も路面温度も上がったFP2は全体的にタイムが伸びませんでしたが、小椋はFP1より0.425秒タイムを短縮し、FP2で7番手、総合で9番手へとポジションを上げました。土曜日のFP3ではダイレクトでのFP3進出をキープし、予選では初のフロントローを目指します。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、FP1では小椋とほぼ同じタイムで18番手でしたが、FP2では転倒を喫してタイムを更新できず、24番手へと後退しました。しかし、イタリアGPの前に2日間、小椋とともにカタルニア・サーキットでの合同テストに参加しており、土曜日のフリー走行、予選では、そのデータを活かし、Q2進出とベストグリッドを目指します。
トップタイムをマークしたラウル・フェルナンデスは、FP1は4番手でしたが、気温、路面温度が上昇したFP2では、ただ一人1分43秒台に入れてタイムを更新し、トップに浮上しました。2番手にはアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、3番手にサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)、4番手に総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)と続き、トップ4のタイム差がわずか0.169秒でした。
5番手にマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、6番手にチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)、7番手にヘクター・ガルゾ(Flexbox HP40)、8番手にボ・ベンシュナイダー(Pertamina Mandalika SAG Team)と続き、トップから0.617秒差で小椋藍が9番手、10番手にはアーロン・カネット(Inde Energy Aspar Team)でした。