小椋藍とソムキアット・チャントラが自身初のムジェロに臨む
IDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍とソムキアット・チャントラは、今大会、初めてムジェロを走ります。19年、Moto2クラスにデビューしたチャントラ、Moto3クラスにデビューした小椋は、ともにフランスGPでケガをし、続くイタリアGPを欠場しています。昨年、大会がキャンセルされたことから、ともにデビュー3年目にして初めてムジェロを経験することになります。
これまで5戦を終えて小椋は、第2戦ドーハGPの5位を最高位にシングルフィニッシュが3回。今大会、初めて走るムジェロをどう攻略するのか注目されます。チームメートのチャントラも前戦フランスGPで12位と、今季初めて2人揃ってポイント獲得しましたが、今大会は2戦連続でのポイント獲得とベストリザルトが期待されます。
総合首位にはレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で89点。5戦を終えてまだ優勝はありませんが4戦で表彰台獲得と安定した走りを見せています。総合2位にはチームメートでルーキーのラウル・フェルナンデスで88点。前戦フランスGPで2勝目を挙げて勢いに乗ります。
総合3位にはスペインGP、フランスGPと2戦連続表彰台獲得のマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)で72点。総合4位にはカタール大会で2連勝達成のサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)で66点、総合5位には第4戦スペインGPで初優勝を含むトップ10フィニッシュが4回のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)で60点。この上位5人が6番手以下をリードしています。
以下、6位のジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)が31点、7位のアーロン・カネット(Inde Aspar Team)が30点、8位のマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)が30点、そして小椋が29点と続き、接戦になっています。