Q2進出の小椋藍は難しいコンディションで16番手。ソムキアット・チャントラは20番手
Moto2クラスも不安定な天候に翻弄される一日となりました。FP3はウエットからドライへ変化し、Q1はドライ、そしてQ2は再びウエットと目まぐるしくコンディションが変わりました。
その中で小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、FP3で9番手までポジションを上げます。しかし、フリー走行の総合で18番手は変わらず、Q1からの予選となりました。そのQ1で小椋は2番手タイムをマークしてQ2進出を果たします。そしてQ2では上位を狙いましたが、再び、雨が降り始めてウエットコンディションになりました。今大会、Moto2クラスにスイッチして初めてウエットコンディションを経験する小椋は、ドライコンディションのようにタイムを短縮できず、コースインして3周目の7コーナーで転倒を喫し、16番手に終わりました。決勝も不安定な天候になりそうですが、ドライコンディションになれば追い上げのレースに期待されます。ウエットコンディションの場合は、経験値を上げるためにしっかり完走する意気込みです。
初日のフリー走行で16番手だったソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、ウエットコンディションとなったFP3でタイムを短縮するチャンスを逃し、小椋とともにQ1からの予選となりました。大接戦となったQ1では僅差の6番手に終わり、20番グリッドが確定しました。今大会、惜しくもQ2進出を逃したチャントラですが、ウエット、ドライともにいいフィーリングをつかんでおり、決勝では追い上げのレースで今季初ポイント獲得に挑みます。
ウエットコンディションとなり、転倒者が多かった予選ですが、ポールポジション(PP)を獲得したのはラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)でMoto2クラス初のPP獲得となりました。2番手にはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)。3番手にジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)で今季初のフロントロー獲得となりました。
2列目4番手にはアーロン・カネット(Inde Aspar Team)。5番手にアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、6番手にボ・ベンシュナイダー(Pertamina Mandalika SAG Team)と続き、総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)は7番手から決勝に挑みます。