チャントラが好調なスタート。小椋もタイムを改善
ほとんどのチームがヘレスでウインターテストを行っているMoto2クラスは、初日から厳しい戦いとなりました。トップタイムをマークしたのは、カタールの2連戦で2戦連続ポール・トゥ・ウイン達成のサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)で、今大会も好調なスタートを切りました。前戦ポルトガルGPは、開幕から3戦連続ポールポジション獲得を果たすも、スタート直後の1コーナーで痛恨の転倒リタイア。悔しい結果に終わっているだけに、今大会はその雪辱が期待されます。
2番手には開幕から3戦連続表彰台獲得のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で、今大会も好調をキープしました。3番手にはジェイク・ディクソン(Petronas Sprinta Racing)。過去2戦は転倒リタイアに終わっていますが、今大会は初表彰台獲得が期待されます。
4番手にはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)。5番手にジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)、6番手に前戦ポルトガルGPで初優勝達成のルーキー、ラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)、7番手にホルヘ・ナバロ(Lightech Speed Up)、8番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、9番手にアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、10番手にニッコロ・ブレガ(Federal Oil Gresini Moto2)と続きました。
IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは、初日11番手と好スタートを切りました。FP1で8番手につけると、大接戦となったFP2でもトップから0.579秒差の11番手。この調子をキープし、2戦連続でのQ2進出、さらには今季初のダイレクトでのQ2進出を目指します。前戦ポルトガルGPは11番グリッドから好位置につけましたが、転倒に巻き込まれました。再スタートを切って21位でしたが、今大会では今季初のポイント獲得を目指します。
第2線ドーハGPで5位でフィニッシュ。前戦ポルトガルGPも予選4番手と好走を見せた小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、初日21番手と苦しいスタートになりました。FP1では、フィーリングは悪くないがタイムが出ないという不可解な状態。午後のFP2ではやや改善されましたが、21番手で終えました。土曜日のフリー走行ではQ2進出を目指し、予選で上位グリッドを狙います。