小椋藍、ソムキアット・チャントラともに転倒を喫する
Moto2クラス決勝は、Moto2ルーキーのラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が初優勝を達成。2位にアーロン・カネット(Solunion Aspar Team)、3位にレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)という結果でした。
今大会は、中盤までトップグループは7台に膨れ上がりましたが、終盤に掛けて優勝争いは、表彰台に立った3人とジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)の4人に絞られ、ラスト4周でトップに立ったフェルナンデスが後続を引き離し、Moto2クラス初優勝を達成しました。前戦ドーハGPでは初表彰台獲得の3位になっており、2戦連続表彰台を獲得し総合でも2位に浮上しました。
カネットが2位になり、初表彰台を獲得。今年はウインターテストから好調でしたが、カタールの2戦は思うような結果を残せませんでした。しかし、今大会はフリー走行から好調で、その走りを結果につなげました。
3位にはガードナー(Red Bull KTM Ajo)で、開幕から3戦連続表彰台獲得となり、総合首位に浮上しました。
以下、ロバーツが4位、アウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)が5位。前半トップを快走したマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が6位、チャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)が7位、ヘクター・ガルゾ(Flexbox HP40)が8位、キャメロン・ボービエ(American Racing)が9位、マルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)が10位という結果でした。また、3戦連続ポールポジション獲得、2連勝中のサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)はリタイアでした。
予選4番手から好スタートを切ったIDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍は、序盤の混戦の中で9番手までポジションを落とし、5周目の5コーナーでバランスを崩し転倒。チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)を巻き込んでともに転倒する厳しいレースでした。チャントラはその後、再スタートを切って21位でチェッカーを受けました。