IDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍が4番手、チャントラが11番手で今季ベストグリッドを獲得
快晴に恵まれたことで、Moto2クラスは、予想通りの大接戦になりました。午前中のFP3では、アーロン・カネット(Solunion Aspar Team)が1分42秒494をマーク。以下、1秒差に22台という厳しい戦いになり、予選もフロントローに並ぶ3選手の差が0.174秒差。Q2に進出した18選手のタイム差が1.102秒という厳しさでした。
その厳しい戦いの中でサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が3戦連続のポールポジションを獲得し、3戦連続優勝に向けて大きく前進しました。2番手には開幕から2戦連続2位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で、今大会も、この2人の戦いに注目されます。3番手にはチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)で今季ベストグリッドを獲得しました。
4番手には、初日21番手と苦戦した小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が入りました。FP3で9番手にポジションを上げてダイレクトでQ2進出を果たし、予選では一気にポジションを上げて4番グリッドを獲得しました。この日の小椋のベストタイムは1分43秒111ですが、表彰台を狙うには、もう少しアベレージを上げる必要があります。決勝前のウォームアップで最後の調整をし、決勝では今季ベストを目指します。
以下、5番手にはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、6番手にアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、7番手にアルベルト・アレナス(Solunion Aspar Team)、初日トップタイムのジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)が8番手、フリー走行でトップのカネットが9番手、ルーキーで前戦ドーハGPで3位初表彰台獲得のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が10番手でした。
IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラが、今季ベストの11番手につけました。初日14番手からFP3では25番手と大きくポジションを落としましたが、Q1でトップタイムをマークしてQ2進出を果たし、11番グリッドを獲得しました。小椋藍とともに今季ベストグリッドを獲得したIDEMITSU Honda Team Asiaの2人の走りに注目です。