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Moto2 2021
Round 3

ルーキーの小椋藍がさらなるポイント獲得を目指す

pt Autódromo Internacional do Algarve

厳しい戦いが続くMoto2クラスは、サム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)が、カタールで行われた2連戦で2戦連続ポール・トゥ・ウインを達成。念願のタイトル獲得に向けて、絶好のスタートを切りました。

ルーキーの小椋藍がさらなるポイント獲得を目指す

サム・ローズは、2013年にスーパースポーツ世界選手権でタイトルを獲得。14年からMoto2クラスに参戦し、17年にはMotoGPクラスに参戦しますが、18年に再びMoto2クラスにスイッチ。昨年はチャンピオン争いに加わり総合3位でした。昨年も速さではクラスナンバー1でしたが、終盤の取りこぼしが響いてタイトル獲得に届きませんでした。今年はその雪辱に挑みます。

サム・ローズを追うのが、レミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)です。開幕からローズを激しく追撃して連続2位。10ポイント差でローズを追っています。父のワイン・ガードナーは、かつてHondaで500ccクラスチャンピオンに輝いており、親子での世界タイトル獲得が期待されます。

総合3位にはルーキーのラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)。開幕戦カタールGPは5位でしたが、第2戦ドーハGPで初表彰台となる3位でフィニッシュしました。総合4位のマルコ・ベゼッキ(SKY Racing Team VR46)は、開幕2連戦で連続4位。表彰台まであと一歩のレースが続いていますが、上位4人までが、頭一つリードする速さを発揮しています。

以下、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)、ルーキーのチェレスティーノ・ビエッティ(SKY Racing Team VR46)、アウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、そして総合8位にIDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍が続きます。

昨年、Moto3クラスでクラス最多7回の表彰台に立った小椋は、開幕戦カタールGPはフリー走行の転倒が影響して17位とノーポイントでしたが、第2戦ドーハGPでは予選6番手、決勝5位と大きな成長を見せました。Moto3時代から経験値を上げるごとに確実に前進する選手ですが、Moto2クラスでも、これからの活躍に期待されます。

チームメートのソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、開幕2連戦の随所ですばらしい走りをみせたものの、結果には結びつけることができませんでした。開幕戦カタールGPではポイント圏内を走るも転倒リタイア。第2戦ドーハGPは19位。第3戦ポルトガルGPでは、今季初ポイント獲得に挑みます。


Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
昨年の終わりと今年の初めにポルティマオで事前テストをしています。この経験を今大会は活かせると思います。カタールはMoto2で走るのが初めてでしたが、今回は走ったことがあるサーキットなので初日からペースを上げていけると思います。今大会は、カタール以上のリザルトを残せるようにがんばります。いつものように仕事に取組み、できる限りいいパフォーマンスをしたいと思います

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
今週末はポルティマオでレースです。カタールから戻って一生懸命トレーニングに取り組んできたので、準備は整っています。カタールではポイントを獲得できませんでしたが、ポイント圏内にかなり近づいていることは分かっています。一生懸命仕事に取組み、日曜日にベストを尽くせるように準備を整えたいです

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