天候に苦しみ、チャントラが14番手、小椋が21番手で初日を終える
大接戦が続くMoto2クラスは、初日トップから1秒差に12台と、これまでの大会に比べるとタイム差のある一日となりました。トップタイムは、開幕2連戦を6位&リタイアという結果で終えたジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)で、FP1、FP2ともにトップタイムをマークして好調なスタートを切りました。
2番手には前戦ドーハGPで3位表彰台に立ったルーキーのラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で今大会も好調なスタートを切りました。昨年の最終戦ではMoto3クラスで優勝しています。今大会も表彰台獲得、さらには初優勝が期待されます。
3番手には、ウインターテストで好調だったアーロン・カネット(Solunion Aspar Team)で今大会は表彰台争い、優勝争いが期待されます。カタールで行われた2戦では13位&リタイア。今大会はその雪辱に挑みます。
4番手には開幕から2戦連続2位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で今大会も好調なスタートを切りました。アルガルベで開催された昨年の最終戦ではMoto2クラスで初優勝を達成しています。今大会はアルガルベ2連勝に挑みます。
5番手には開幕から連続4位のマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)。以下、ヘクター・ガルゾ(Flexbox HP40)、開幕2連勝達成のサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)、アルベルト・アレナス(Solunion Aspar Team)、マルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、そして10番手にチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)と続きました。
IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは、トップから1.237秒差で総合14位。カタールの2戦は好走するもノーポイントに終わっており、今大会は今季初ポイント獲得に挑みます。
Moto2クラスルーキーの小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、アルガルベでは、昨年の最終戦後、そして今年3月に2日間のテストを行って今大会を迎えましたが、コーナーの旋回性に苦しみ21番手とやや出遅れました。前戦ドーハGPでは予選6番手から5位でフィニッシュ。今大会はそれ以上の結果を求める意気込みで、土曜日のFP3と予選で好グリッド獲得に挑みます。