Moto2クラス2戦目の小椋藍が5位。 サム・ロースがポール・トゥ・ウイン
Moto2クラスは、開幕戦カタールGPで優勝のサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が、2戦連続でポール・トゥ・ウインを達成、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた2連戦で完全勝利を収めました。
オープニングラップは、予選3番手から好スタートを切ったマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が制し、それを追う展開となりました。しかし、4周目にベツェッキをかわすと、それからはしっかりと首位をキープ。20周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。
2週連続の開催ということもあり、カタールGPの優勝タイムを約11秒短縮する快走で、4位までが開幕戦カタールGPのロースの優勝タイムをしのぐハイレベルな戦いでした。
2位にはレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で2戦連続。その差は、前戦カタールGPの2.260秒から0.190秒と大幅に短縮するなど、ロースを激しく追撃しました。2戦連続でロースの後塵を拝したガードナー、第3戦ポルトガルGPでは、その雪辱に挑みます。
予選4番手からトップグループに加わったラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が、2戦目にして初表彰台を獲得しました。そして序盤、トップグループをリードしたベツェッキが4位でフィニッシュ。トップグループ4人の厳しい戦いは、5位以下のセカンドグループをぐいぐいと引き離しました。
そのセカンドグループを制したのは、Moto2クラス2戦目を迎えるIDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍でした。予選6番手から好スタートを切ると、7台に膨れあがった大混線の中で終始グループのトップを争う走りを見せて5位でフィニッシュ。ポイントを獲得できなかった開幕戦カタールGPの雪辱を果たしました。
以下、6位にアウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)、7位に
チェレスティーノ・ヴィエッティ(SKY Racing Team VR46)、8位にステファノ・マンシィ(Flexbox HP40)、9位にチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)、10位には、前戦カタールGPで3位表彰台に立ったファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)と続きました。
IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは、予選23番手からポイント圏内を目指しますが、大接戦の中で19位でした。次戦ポルトガルGPでは、チームメートの小椋とともに上位を目指します。