サム・ロースが2戦連続ポールポジション。小椋藍は6番手スタート
この日は厳しいコンディションの中で選手たちは苦戦を強いられました。FP3は、強風が吹き荒れる中、前日より約2秒前後遅いタイムでした。そのため、ダイレクトでQ2進出を狙う選手たちにとっては厳しい一日になりましたが、決勝日も荒れた天候が予想されるため、コースに出て確認作業を行っていました。
そうした厳しい状況の中で、開幕戦カタールGPでポール・トゥ・ウイン達成のサム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)が2戦連続ポールポジションを獲得。2番手には開幕戦カタールGPで2位になったレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)で、ともにカタールGPからの好調をキープしました。
3番手にはマルコ・ベゼッキ(SKY Racing Team VR46)。初日トップタイムをマークし、今大会PP獲得が期待されたルーキーのラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が4番手でした。デビューから2戦連続フロントロー獲得は果たせずも、決勝では初表彰台獲得に挑みます。デューク・ディクソン(Petronas Sprinta Racing)5番手、初日6番手と好調なスタートを切った小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が6番グリッドを獲得しました。
強風が吹き荒れたFP3で小椋は16番手でしたが、上位12台によるQ2ではコースインして最終ラップの7周目にベストタイムを刻みました。風が強く、路面が汚れている難しいセッションでしたが、今大会は着実にタイムを上げていくことに成功しました。決勝ではどんな走りをみせてくれるのか。大きな注目が集まります。
チームメートのソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、強風に苦しめられ、自分の走りができず23番手でした。これまでも風の影響が出るコンディションを苦手としてきましたが、FP3では積極的にコースに出て、苦手意識を克服することにつとめました。決勝では追い上げのレースに挑みます。