チャントラ、小椋ともにポイント獲得へ挑む
Moto2クラスは、ウインターテストから好調な走りを見せ、初日トップタイムをマークしたサム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が今季初ポールポジションを獲得しました。昨年は大混戦の中でシーズン3勝を挙げる活躍を見せましたが、タイトルを獲得することができませんでした。その雪辱に向けて、幸先のいいスタートになりました。
2番手にはルーキーのラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で、Moto2クラスデビュー戦でフロントローを獲得しました。Moto3クラスに出場していた昨年も速さに定評がありましたが、Moto2クラスでも、その速さは変わりません。3番手にはボウ・ベンドスナイダー(Pertamina Mandalika SAG Team)で、Moto2クラス4年目にして初のフロントローを獲得しました。
4番手にはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、5番手には、ロサイル・インターナショナル・サーキットでMoto2クラスのサーキットベストタイムを持つジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)、6番手には公式テストでトップタイムをマークしたレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)と続きました・
IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラが13番手。初日のフリー走行は転倒の影響で22番手でしたが、FP3は39℃の暑さのため全選手がタイムを更新できず、Q1からの予選になりました。そのQ1では3番手につけて18台で戦われるQ2進出を果たし、16番グリッドを獲得しました。
昨年Moto3クラスで総合3位になり、今季の活躍が期待される小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、初日25番手から19番手へとポジションを上げました。前日の転倒の影響でQ1からの予選になりましたが、Q1では5番手。惜しくもQ2進出を逃し、19番グリッドが確定しました。スタートは中団グリッドからになりますが、連続ラップのペースはよく、追い上げのレースに期待されます。