Race
Moto2 2021
Round 8

小椋藍が最終ラップで転倒リタイアに終わる

de Sachsenring

前戦カタルニアGPで、6番手争いをしながら転倒リタイアに終わった小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、今大会も5番手を走行していた最終ラップに転倒し、リタイアに終わりました。オープニングラップは7番手。レース中盤まではこのポジションをキープしますが、後半に入ると、17周目にホルヘ・ナバロ(+EGO Speed Up)を抜いて6番手へ。24周目にはチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)をかわし5番手へ浮上しました。

小椋藍が最終ラップで転倒リタイアに終わる

3位でチェッカーを受けたマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)とは、この時点で約1.5秒。そして4番手を走るファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)の背後に迫っていました。このままゴールすれば今季ベストタイの5位だったのですが、8コーナーで痛恨の転倒を喫し、リタイアに終わりました。

チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、予選13番手からまずまずのスタートを切りますが、フロントのフィーリングに苦しみペースをあげられず18位でフィニッシュしました。前戦カタルニアGPに続き、今季ベストを目指しましたが、初めて経験するサーキットの戦いは、そう簡単ではありませんでした。連戦となる次戦オランダGPで巻き返しに挑みます。

優勝したのは総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)でイタリア、カタルニアに続き3連勝を達成。アーロン・カネット(Aspar Team Moto2)が2位になり、第3戦ポルトガルGP以来、今季2度目の表彰台を獲得しました。3位にはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)でした。

以下、ジャンアントニオが4位、サム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が5位、マルセル・シュローター(LIQUI MOLY INTACT GP)が6位という結果でした。

ポールポジションを獲得し総合2位のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)は首位争いに加わるも転倒リタイアでした。


Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 35
IDEMITSU Honda Team Asia
レース序盤から、できる限りプッシュして走りました。しかし、フロントの問題が完全には解消しておらず、とても難しい走りになりました。それでも、毎ラップ、懸命にプッシュして走りましたがミスを犯してしまいました。レース中は、自分の体の位置を変えたりして、いろいろなことを試したのですが、うまく行きませんでした。ベストは尽くしました。次のレースはきっとよくなると思っています

Ai Ogura
Ai Ogura 79
IDEMITSU Honda Team Asia
リタイアに終わったことは残念ですが、レース全体としてはよかったと思います。表彰台に立ったライダーたちと同じように走れたし、表彰台に近づくことができました。レースを学べたいい週末だったと思いますが、完走できなくては何の意味もありません。レース中は、リスクを冒すような走りはしていませんでしたが、最後にミスをして転倒してしまいました。言い訳はありません。気持ちを切り替え、アッセンに集中します。アッセンでは、レース中にペースアップできるようにしたいです



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