小椋藍が最終ラップで転倒リタイアに終わる
前戦カタルニアGPで、6番手争いをしながら転倒リタイアに終わった小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、今大会も5番手を走行していた最終ラップに転倒し、リタイアに終わりました。オープニングラップは7番手。レース中盤まではこのポジションをキープしますが、後半に入ると、17周目にホルヘ・ナバロ(+EGO Speed Up)を抜いて6番手へ。24周目にはチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)をかわし5番手へ浮上しました。
3位でチェッカーを受けたマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)とは、この時点で約1.5秒。そして4番手を走るファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)の背後に迫っていました。このままゴールすれば今季ベストタイの5位だったのですが、8コーナーで痛恨の転倒を喫し、リタイアに終わりました。
チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、予選13番手からまずまずのスタートを切りますが、フロントのフィーリングに苦しみペースをあげられず18位でフィニッシュしました。前戦カタルニアGPに続き、今季ベストを目指しましたが、初めて経験するサーキットの戦いは、そう簡単ではありませんでした。連戦となる次戦オランダGPで巻き返しに挑みます。
優勝したのは総合首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)でイタリア、カタルニアに続き3連勝を達成。アーロン・カネット(Aspar Team Moto2)が2位になり、第3戦ポルトガルGP以来、今季2度目の表彰台を獲得しました。3位にはマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)でした。
以下、ジャンアントニオが4位、サム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が5位、マルセル・シュローター(LIQUI MOLY INTACT GP)が6位という結果でした。
ポールポジションを獲得し総合2位のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)は首位争いに加わるも転倒リタイアでした。