ソムキアット・チャントラが今季ベストの9位フィニッシュ
Moto2クラスは、今季ベストの予選9番手から決勝に挑んだソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)が、今季ベストの9位でフィニッシュしました。
オープニングラップは10番手とまずまずのスタートを切りましたが、その後、混戦の中で14番手までポジションを落とします。しかし、後半はポジションを上げて最終的に9位でフィニッシュしました。終盤はマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)をピタリと追撃する快走でした。
チームメートの小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、予選7番手から序盤9番手へとポジションを落としますが、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)を抜いて8番手へ。さらに前を走るアーロン・カネット(Inde Energy Aspar Team)、アウグスト・フェルナンデス(Elf Marc VDS Racing Team)を追撃します。その後、カネットが転倒し、アウグストを追う展開となり、し烈な6番手争いを繰り広げました。
優勝争いをするレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)、2番手のラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)との差は約3秒。そして、すぐ前には3番手争いをするチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)とマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)、そしてボ・ベンシュナイダー(Pertamina Mandalika SAG Team)がいます。小椋にとっては、今季最も表彰台争いに近い位置でのレースとなりましたが、ラスト3周の4コーナーでコースアウトを喫し、転倒リタイアとなりました。
優勝したのはガードナーで前戦イタリアGPから2連勝。2位のラウル・フェルナンデスもイタリアGPから連続2位という結果でした。3位のビエルゲはホームGPで今季初表彰台を獲得しました。
以下、ベツェッキ、アウグスト・フェルナンデス、ベンシュナイダーと続き、サム・ロース(Elf Marc VDS Racing Team)が7位、シュローター8位、チャントラ9位、ジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)が10位という結果でした。