ウエットコンディションの中、ソムキアット・チャントラが8位でフィニッシュ
雨の多い、不安定な天候が続いたアルゼンチンGPは、日曜日は本降りとなり、完全なウエットコンディションの中で行われました。そのため、21周を予定していた決勝レースは14周に短縮されてスタートが切られました。
今季初のフロントロー3番手からスタートを切ったソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、ウエットを得意とするだけに今季初表彰台、初優勝が期待されましたが、オープニングラップに10番手までポジションを落とし、その後、追い上げて7位でフィニッシュ。しかし、トラックリミット違反で1ポジションダウンの8位となりました。
1周目に転倒寸前の滑りを経験した理由は、フロントのフィーリングが完全ではなかったためでした。レース後半はペースを上げることに成功しますが、序盤の遅れが大きく影響しました。しかしながら難しいコンディションの中でしっかり完走し、次のレースにつなげることに成功しました。
開幕前のトレーニング中に左手首を骨折し開幕戦を欠場したチームメートの小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、金曜日、土曜日のプラクティスと予選で、左手首の状態を確認しながら周回を重ねました。その結果、予選は21番手となりましたが、ウエットコンディションになった決勝レースは、順調に回復している左手首へのリスクを避けるためにレースを欠場することを決断しました。次戦アメリカズGPまでスペインに戻り、左手のリハビリを続け、さらに完全な状態に近づける予定です。
優勝したのはトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)、2位にアロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)、3位にジェイク・ディクソン(Solution GASGAS Aspar Team)でした。
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