小椋藍、ランキング2位獲得!
逆転チャンピオンが期待された小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、予選5番手から好スタートを切って、序盤2番手を走行しました。しかし、8周目の8コーナーで転倒を喫しリタイアに終わりました。
この時点で総合首位のアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)のチャンピオンが決まりました。フェルナンデスは、序盤、6番手までポジションを落としました。しかし、小椋のリタイアでプレッシャーから解放されたのか、その後、猛列に追い上げて2位でフィニッシュしました。
優勝したのはペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)で、トップを走るトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)を12周目にかわすと、25周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。アコスタはシーズン中盤、ケガのために2戦を欠場しましたが、ルーキーながら3勝を挙げて総合5位。ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。
チャンピオンに輝いたフェルナンデスが2位。前半トップを快走したアルボリーノが3位で、総合4位でシーズンを終えました。
4位にフェルミン・アルデグアー(Beta Tools Speed Up)、5位にアルベルト・アレナス(Inde GASGAS Aspar Team)、6位にマヌエル・ゴンザレス(Yamaha VR46 Master Camp Team)、7位にジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)、8位にジェレミー・アルコバ(Liqui Moly Intact GP)と続きました。
逆転チャンピオンは達成できませんでしたが、転倒リタイアの小椋藍は、242点を獲得して総合2位。3勝を含む7回の表彰台に立つ、すばらしい活躍でした。来季はタイトル獲得を目指します。
予選12番手から好スタートを切り、6番手まで追い上げたソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、15周目に転倒を喫し、リタイアに終わりました。今大会、完走は果たせませんでしたが、今年は初優勝を含む4回の表彰台に立って総合10位でした。小椋藍とソムキアット・チャントラの活躍で、IDEMITSU Honda Team Asiaはチームタイトルで2位を獲得しました。