小椋藍が総合首位とのポイント差を縮める
フリー走行、予選と苦戦を続けたIDEMITSU Honda Team Asiaの小椋藍は、予選14番手から8位でフィニッシュ、ソムキャット・チャントラは21番手から15位でチェッカーを受けました。
予選14番手から決勝に挑んだ小椋は、序盤、アーロン・カネット(Flexbox HP40)を先頭に大集団となった11位争いのグループに加わりました。オープニングラップは15番手。その後、着実にポジションを上げてレース中盤には10位に浮上しました。後半は、カネット、トニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)の3台で8位争いのグループを形成、最終ラップ(28周)までし烈なバトルとなりましたが、その戦いを制して8位でフィニッシュしました。8位というのは、今季完走したレースではワーストリザルトですが、予選順位から着実にポジションを上げた走りは、次戦につながるものでした。
今大会、総合首位のチェレスティーノ・ヴィエッティ(Mooney VR46 Racing Team)がリタイアに終わり、総合2位の小椋はトップとの16点差を8点差に縮めました。
チームメートのチャントラは21番手という厳しいグリッドから15位までポジションを上げて、ポイントを獲得しました。今大会は、フリー、予選と思うような走りができませんでしたが、決勝日のウォームアップでセットアップが進み、レース序盤にポジションを上げることができました。
前戦カタルニアGPまで、IDEMITSU Honda Team Asiaはチームポイントで首位にいましたが、今大会、Red Bull KTM Ajoに逆転され、5点差を追うことになりました。
今大会優勝したのはアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で今季2勝目。2位にペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)で今季2回目の表彰台獲得となりました。3位にはサム・ローズ(Elf Marc VDS Racing Team)で、こちらも今季2回目の表彰台を獲得しました。
サム・ローズと3位争いを繰り広げたマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)が地元ファンの声援を受けて4位でした。
以下、フェルミン・アルデグアー(MB Conveyors Speed Up)が5位、アルベルト・アレナス(GASGAS Aspar Team)が6位。アロンソ・ロペス (MB Conveyors Speed Up) は7位と、3選手ともにベストリザルトでフィニッシュしました。
8位に小椋。9位にカネット、10位にアルボリーノという結果でした。