小椋藍が7位フィニッシュし、ランキング2位を死守
第9戦カタルニアGPは、予選10番手から決勝に挑んだ小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が7位、チームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は12位でした。
今大会、IDEMITSU Honda Team Asiaの両選手は、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず、フリー、予選で厳しい走りを強いられました。決勝に向けて決定的な解消策がないままグリッドに並ぶことになった小椋はセカンドグループでの戦いとなり7位でチェッカーを受けました。今季完走したレースではワーストリザルトとなりましたが、総合2位をキープしました。
チャントラは、フリー走行、予選とタイヤのスピニングに苦しみました。そのため乗り方を変えるなど、ライディングスタイルの変更にも取り組みましたが、高い気温と路面温度の中で、うまくコントロールすることができませんでした。それでもしっかりとポイントを獲得し、IDEMITSU Honda Team Asiaは、チームポイントで首位をキープしました。
優勝したのは総合首位にいるチェレスティーノ・ヴィエッティ(Mooney VR46 Racing Team)で、今季3勝目を挙げました。前戦イタリアGPを終えて小椋と同ポイントの首位でしたが、この優勝で小椋との差を16点としました。
2位にアーロン・カネット(Flexbox HP40)今季5回目の表彰台獲得。3位にアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で今季2回目の表彰台を獲得しました。
以下、ジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)、マルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)、そして7位に小椋と続きました。
19番グリッドから決勝に挑んだチャントラは、オープニングラップ16番手とややポジションを上げました。その後、着実にポジションを上げると、トニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)、ロレンソ・ダラ・ポルタ(Italtrans Racing Team)と10番手争いのグループを形成し、最終的に12位という結果でした。