ソムキアット・チャントラが今季3回目の表彰台となる3位
Moto2クラスは、フリー走行、予選と好調だったソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)が3位になり、今季3回目の表彰台を獲得しました。
初日のフリー走行でトップタイムをマークしたチャントラは、10番グリッドから好スタートを切ると、アーロン・カネット(Flexbox HP40)、キャメロン・ボービエ(American Racing)と3番手争いのグループを形成しました。その後、3番手争いのグループは、優勝争いをしていたペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)が転倒したことで2番手争いのグループに発展しました。
その中でチャントラは、後半グループのトップに浮上して2番手にポジションを上げます。しかし、19周目にグループ最後尾の4番手にポジションを落としますが、ラスト2周となった24周目にボービエを抜いて3番手へ。そのまま最終ラップもボービエの追撃を振り切って25周のレースで3位でチェッカーを受けました。
今年は第2戦インドネシアGPでキャリア初優勝を達成。続く第3戦アルゼンチンGPで2位になっています。その後、転倒が続き結果を残せませんでしたが、4戦ぶりの表彰台獲得となりました。
チームメートの小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は、予選7番グリッドから決勝に挑み、序盤接触などもあり12番手へとポジションを落としました。その後、周回する毎に着実に順位を上げて5番手まで浮上しましたが、そのときはすでにセカンドグループに大きなリードを広げられており、5位でフィニッシュしました。
今大会は、レースウイークを通じてフロントのフィーリングに苦しみました。思うような走りはできませんでしたが5位で完走したことで総合2位をキープ。総合首位のチェレスティーノ・ヴィエッティ(Mooney VR46 Racing Team)が8位に終わったことで、19点差を16点差へと縮めました。
優勝はアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)で今季初優勝。2位にカネットでした。